- 本 ・本 (360ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163294407
感想・レビュー・書評
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高知に5年住み、妻も高知県民の私から視ると、土佐独立国の話は、現実に起こりそうな話。豪放磊落、先の事を考えない県民性、まっことえい。
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愛媛出身者ゆえに、高知を舞台にしたこの本に惹かれ読んでみたのですが、思った以上に面白い作品でした。
共和国代表の暗殺シーンは、流石にびっくりした展開でしたが、それも最後には綺麗に収まり、見事です。
高知は確かに四国四県の中でも特殊で、愛媛県人から見ても、東京へ行くより遠く感じるところです。そこを独立させると言う発想、見事です。そう来たかと感心しました。 -
2020/6/27
勿論面白い。 -
ロビンソンクルーソーの都道府県版、とでもいうだろうか。面白い。後半の日本政府の工作はさもありそうで、アメリカはこういうことをいっぱいやってるのだろうな。
そして、こんな風に上手くは行かないよな、と。
しかし、この種の物語はもしかたら現代の革命的運動の物語になるのかもしれない。この本はそこまでのエネルギーはないと思うけど -
発想的になんかスゴいな、と思いながら読みました。最近では、地方も頑張ってる、みたいな本が多い中、こんな内容の本があっても良いと思う。少なくとも、未だに地方は自然があって、静かで住みやすい…みたいな勘違いをしている人にはオススメ。
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現状を考えると、北海道とか九州という単位が発想としては多いが、県の独立運動は奇想天外でもない。本筋の展開にしても、法律等の裏付けを除けば社会物と言うよりありふれたテレビドラマ的感じ。そしてまた、本筋にあまり関係ない人物、エピソードが多く、読んでいてむしろ混乱する。どうまとめるつもりだと残りページで心配していたら・・うまく納まった。いろいろと不満はあるが、読後感は悪くない。
著者プロフィール
坂東眞砂子の作品





