Iターン

著者 :
  • 文藝春秋
3.36
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本棚登録 : 98
感想 : 20
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  • Amazon.co.jp ・本 (349ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163294605

作品紹介・あらすじ

リストラ寸前、片道切符の単身赴任、待っていたのは借金地獄とヤクザの杯。悲惨、凄惨のち爆笑。なぜか元気がわいてくる新感覚リーマンノワール。

感想・レビュー・書評

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  • 福澤徹三さんの中でも一番好きな作品。というより、この作品を読んでから好きになりました。

  • ドラマ版を見て入った原作ですがストーリーもキャスティングもハマり役だと思えるぐらい情景が浮かびました!

  • Iターン 第1弾

    第一章 陥穽
    第二章 奈落
    第三章 逡巡
    第四章 逆襲

    中規模の広告代理店に勤める狛江は、東京から北九州支店に左遷される。

    支店の社員はやる気なし、クライアントも碌なもんがいなく、消沈しているところに、取引会社の印刷会社を切った報復に、広告ミスから莫大な借金とヤクザに絡まれる羽目に。

    親戚筋同志の岩切と竜崎の間で、転がされる狛江。

    ヤクザの騙し合い、駆け引きの間で、会社の理不尽さ、ヤクザ社会の非道さと任侠道を感じつつ、破滅へと落ちていく。

    狛江はサラリーマンを続けられらるのか⁉


    前作にもあったようなプロットでしたが、スピード感と暴力のエグさ、人間模様がとても面白く、一気読み。

  • 評価は5.

    内容(BOOKデーターベース)
    リストラ寸前、片道切符の単身赴任、待っていたのは借金地獄とヤクザの杯。悲惨、凄惨のち爆笑。なぜか元気がわいてくる新感覚リーマンノワール。

    狛江は情けない中にも何か持っているのだろうなぁ~。だからヤクザの岩切に可愛がられる?んだろう。と思えるような主人公の描写にはまってしまった。出てくる人がみな癖有りなのでへんな緊張感のまま最後まで読了。敷いて言えば奥さんにカツ入れろ!と言いたい。

  • 2016_09-28_0102

  • #読了。リストラ目前の狛江は、北九州支店へと転勤。思いもよらぬトラブルからヤクザの争いに巻き込まれ、なんと自分も舎弟として扱われる。痛快サラリーマンアクション小説とでもいえばいいのか、ありそうであり得ない話しを面白おかしく描く。舞台が北九州ということで、懐かしく読めた。大沢在昌さんの坂田シリーズに近いかな。

  • 久しぶりに良い作者さんに出会えた。
    北九州が舞台のサラリーマンの話。
    笑いありまくり。

  • 中年サラリーマンの話。
    おもしろすぎて3日くらいで読めたよー

    狛江と岩切!

  • 嫌な事があったりツイていない事があっても
    この本の主人公のサラリーマンに比べれば自分なんかは
    もの凄く幸せな方だ!と思えて何だかホッと出来ました。
    しかも、他人事なので笑っちゃいました。
    でも、最後は少しだけジーンときちゃいました。

  • 劇画のような読みやすさ。テンポもあって、営業同業として、主人公の苦労がよくわかった。そこまで抱え込まなくてもと思うところあったが、悪い流れが加速する典型パターンかもしれない。書きかねて、最後は救おうとした終わり方なのかな。

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著者プロフィール

福澤 徹三(ふくざわ・てつぞう):1962年、 福岡県生まれ。ホラー、怪談実話、クライムノベル、警察小説など幅広いジャンルの作品を手がける。2008年、『すじぼり』で第10回大藪春彦賞受賞。著書に『黒い百物語』『忌談』『怖の日常』『怪談熱』『S霊園』『廃屋の幽霊』『しにんあそび』『灰色の犬』『群青の魚』『羊の国の「イリヤ」』『そのひと皿にめぐりあうとき』ほか多数。『東京難民』は映画化、『白日の鴉』はテレビドラマ化、『Iターン』『俠(★正字)飯』はテレビドラマ化・コミック化された。

「2023年 『怪を訊く日々 怪談随筆集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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