- 本 ・本 (200ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163294704
感想・レビュー・書評
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こちらに伝わってこなかったのでつまらなかった。
独りよがりな感じもした。何が言いたいのかなぁ -
自伝を綴る3作品である。精神的な病からは立ち直って以降の日常が載せられている。著者の病は、多忙が要因であったことに疑いようもないが、他人だけでなく自分の心さえ、その悲喜をここまで真っ直ぐに受け止め、抱いていたんでは、いつかは破裂するなと思う。
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涼しくて気持ちよいし、テレビもみないので読書が進む。
医者でありながら作家というひとは意外と多いが、南木佳士氏もその一人だ。彼の作品で最近の自分の生活を描いたような私小説と思われる作品『先生のあさがお』を読んだ。老境に入りつつある地方の病院に勤める医師とその妻のつつましい生活と彼たちの生活に大きく関わりのあった方達の回想を中心にしたお話で、まさしく枯れた文章で読みやすく、肩の力を抜いて読み進む事ができた。感動が大きい作品ではないが、なんだかさわやかな読後感をもたらしてくれた。 -
うーん、この人について誤解していたかも、とは思う。
暗さも重さもさほどではない。
死がテーマではあるが、死がテーマの小説作品はいくらでもあるわけで、その中でとりわけ普遍性を備えているかというと、そうではないと思う。むしろ極めて個人的な印象。
出来のいい日記、のような。 -
~祭りのあとの寂しさは、必ずだれかが引き受けなければならない。ここでも静かな食うか、食われるか。~年を重ね老いていく体とどう付き合うか。したたかに生きるため、食うか。それも酷と云うもの。食われるのもイヤだ。共感する部分が多々あった。
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平成22年9月22日(水)毎日新聞夕刊文化面で紹介されていた。医師の内面を綴った小説。作者も医師。
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淡々としていて胸に染み入るような静かな、まさしく!文学という印象。一字一句ももらしたくなく丁寧に反芻しながら読みました。
たとえ、表現が下世話なことであってもどうしてだろう、印象は、すがすがしく上品。
著者プロフィール
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