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本 ・本 (280ページ) / ISBN・EAN: 9784163294803
感想・レビュー・書評
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シーナ的ぬらぬら小説。チベット、メコンの旅行記をベースにしていると思われ、オーバーラップ
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文字で読むと難しいけど
理解力の乏しい者でも分かるほどの文章力で
SFを再現してくれている -
話も文章もなかなかアタマに入ってこないし、結構読みづらくてちょっとニガテA^-^; 椎名さん、嫌いなワケじゃないし、ヘンな世界とか不条理な話とかが嫌いなワケじゃないんですけどねぇ。これはダメだった。読み終わるのに2週間かかっちゃった。
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『チベットのラッパ犬』シーナ兄いこの本、TSKで借りた。先の『ひとつ目女』は発売と同時にNETトーハンでポチっと買ったのだが、これがなんとも「うーん、うーん・・・」な内容であった。そこで、最近のシーナ兄ぃの「SF小説」は衝動買いするのはやめよう、という結論に達していた。さて、そういうわけで、この本はTSKで借りた。この本、1週間前にはTSKに入っていたらしいが、そのときは別の人が借りていった様子であった。そこでわたしはあわてて予約した。その時点で、待ち行列にはわたし一人だけ並んでいた。そうすると、それから一週間しないうちにTSKから、準備出来ました、という連絡が来た。あれ?早いなあ、と思った。本の貸し出し期間は2週間である。本の外観を見た瞬間にわかった。あっ、この本まだ誰も読んでいない!さらに、栞紐の入っているページをみてそのことを再確信した。栞紐はもとのままの位置にある。ページをめくれば動くはずの紐が1mmも動いていない。うーむ、わたしの前にこの本を借りた人の挙動に関する推理は以下です。題して「TSK新入荷本争奪戦」TSKの新入荷本は、毎週日曜の朝に受付カウンター正面の棚に並べられる。朝10:00に、そのTSKは開館するのだけれど、09:40にはもう10人位が並んでいる。並ぶメンバーはいつも、老人と主婦と定年直後のおぢさんたちである。扉が開くと、その人たちはそれなりに走る。そしてその新入荷本棚の前へ殺到する。彼らの技は、まづ、ザッと見てガサっと棚から数冊取り出す。ふところに片手で本を数冊抱えた状態から、片方の手を上手く使ってその表題と中身をチラチラと見ながら、棚の方もあわせてまだ見ている。その時点で、どう考えても面白くはなさそうだ、と判断された本はそこで棚に返される。んで、結局ひとり数冊の本を借りていく。そして、お家に持って帰ってから、ゆっくりと中身をパラパラして精査吟味し、おもしろくなさそうなのは、近々にそのままTSKへ返す。 『チベットのラッパ犬』はそういう扱いを受けた本である。この名推理は間違いないだろうと思う。証明する手立てはないが。んで、ようやっと本の感想でございます。いやはや、面白い小説です。感想は、『ひとつ目女』とは違って、つづきが読みたいです。シーナ兄ぃ、よろしくお願いいたします。巻末で、題名『チベットのラッパ犬』にルビがふってあった。チベットのラッパけん、と読ませるらしい。わたしは、ラッパいぬ の方が断然好きだ。そういう具合に読むことにしよう。あっ、やはりまともな感想にはなっていなかった。いや毎度すまんこってす。すこすこ。
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大きな内戦があって、環境破壊と遺伝子操作によって生物相が代わり、荒廃したいつものシーナワールドSF。これまでの椎名SFでは、そんな世界にあっても主人公は人間に近かったのだが、この世界での主人公はそうでもないようだ。そして、これまでの主人公はあまり意図もなくこの世界をうろうろしていた事が多いと思うのだが、この作品では主人公は使命を帯びて任務を全うしようとしているのが大きな違い。シーナSFの中でもかなり面白いぞ
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椎名誠の作品





