田舎の紳士服店のモデルの妻

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 657
レビュー : 145
  • Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163297101

感想・レビュー・書評

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  • この主人公を最後まであんまり好きになれなかったのですが、
    田舎に住んでいるので、自分の友達の中にはこの主人公のようなことを感じている子もいるんじゃないかな、と少し重ねて読んでいました。
    夫婦って長い間一緒にいるわけだからいろいろ迷ったり、寄り道したりお互いにいえないことができたりしても仕方ないのかなあと思いました。

  • 自分を測るものは、自分だけ。
    それ以上でもそれ以下でもない。

    それに気づくまで、私も選別をつづけるだろう。
    いる、いらない。
    いらない、いらない、いらない。
    手ぶらで、歩いていけるようになりたいな。

  • 夫のうつ病をきっかけに実家で田舎暮らしを始める。
    梨々子に移入できなくて
    イマイチ面白さがわからなかった・・。

  • 作者が書く作品の女性主人公が好きだ。これからも追いかけようっと。

  •  二人の子どもを持つお母さんが旦那のうつ病を理由に旦那の田舎へと引っ越しするところから物語は始まります。東京から田舎へ、それはママ友たちから見れば都落ちのようなもので、主人公もなんでこんなことになったのだろうと落ち込みます。そして、田舎暮らしをするうちに東京にいたらきっと見えなかったいろいろなことが見えてくる様子が書かれていて、読んでいると考えてしまう部分も多いです。
     特に後半には、誰にでも考え込んでしまうような言葉がたくさん書かれています。その言葉を見ていると、幸せってなんだろう、自由に生きるってなんだろうと思います。特に、家族のお話なので、家族の付き合いってどうしていくのがいいのだろうと考えてしまいます。
     近所付き合いが大変だったり、不便なことが多かったり、都会に比べたら悪いところというのが田舎という場所のイメージです。多くの人が都会に憧れて、都会に住むことが素晴らしいと思われています。それでも、本を読み終わると田舎暮らしもいいのかもしれないなと私は思いました。

  • 主人公に共感できず途中で投げ出しそうだった。

  • 東京に住むごく普通の専業主婦梨々子。
    会社の上司に紹介された、カッコよくて仕事も出来る夫と結婚し、幼稚園児と赤ちゃんの男の子2人のお母さんをしている。

    ある日夫が鬱病になったと訴え、北陸(たぶん福井)の実家に帰りたいと言い出す。
    田舎に帰る日を基点として、梨々子の誕生日を含む秋の季節の日々を2年ごとに10年間描いている。

    とにかく煮え切らない話。
    びっくりするくらい堂々巡り。

    田舎に連れてこられた自分を哀れんだり、東京のママ友たちを羨んだり劣等感にさいなまれたり、発達障害の気がある次男に振り回されたりする。
    そこから成長するかと思うとまったくそんなことはない。

    特に決定的に嫌な人や敵がいるわけではなく、むしろ梨々子自身が一番悪いやつじゃないかと思う。
    とにかく煮え切らない。
    少なくとも子供二人を理由に今の生活を守ることに専念する、という価値判断ならまだわかるけれど、そうでもないようだし。

    そして夫はといえば、結局10年経っても鬱は治らず、努力のかけらも見えない。
    最後まで梨々子をもやもやさせている。
    どこに魅力があるか私にはわからなかったし、梨々子が結局夫をどう思っているのか理解できなかった。
    なんだか救いようがない夫婦。

    そして、結局何が言いたかったのかわからない話…。
    日常なんてこんな色あせたものかもしれないけれど、それで終わったら物語の意味がなくないか。
    心がひりひりしだすにはパンチが足りない。

    とりあえず、こんな柔らかなイラストどおりのお話ではないです…。
    もやもや。

  • 良かったです。主役の女性をとても身近に感じました。感情移入して最後泣いてしまいました。

  • 生きるって迷うことばかり。
    主婦をしていると、生産的でもなく、自分に何か意味があるのだろうか?と不安になることがある。
    でこぼこだらけの迷い道をただ一生懸命に生きることに意味があるのだと思う。

  • 田舎行きに戸惑い、夫とすれ違い、子育てに迷い、恋に胸騒がせる。じんわりと胸にしみてゆく、愛おしい「普通の私」の物語

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著者プロフィール

宮下 奈都(みやした なつ)
1967年福井県生まれ。上智大学卒業。2004年、「静かな雨」で文學界新人賞に入選し、デビュー。日常に起こる感情の揺れを繊細で瑞々しい筆致で描きだす作品で知られる。『スコーレNO.4』が書店員から熱烈な支持を集め、注目を浴びる。代表作に、2016年本屋大賞、ブランチブックアワード2015大賞、「キノベス!2016」などを受賞した『羊と鋼の森』があり、2018年6月映画化。『静かな雨』が2020年新春映画化が決まり、2019年6月6日文庫化される。ほか、福井からトムラウシに移り住んでいた頃の日々を描いた『神さまたちの遊ぶ庭』や、福井での身辺雑記や本屋大賞受賞前後のエピソードなどを描いた『緑の庭で寝ころんで』がある。

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