花の鎖

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 3545
レビュー : 596
  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163299709

感想・レビュー・書評

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  • 良かった。布を丁寧に織るように話が作られている感じがして、こういう小説好きだな。後味が悪くない湊かなえさん。
    母娘3代で、なまえが雪・月・花。途中で、紗月のお母さんの結婚観など、ちょっと古風な考え方だなと感じることはありつつも、そういうことかと気づけたのはかなり後になってから。すごくのめりこんで読んだわけじゃなくて、けどこの設定が綺麗で好き。

  • バラバラに描かれる女性たちの物語が
    だんだんつながっていって
    三世代の物語になっていく

    きんつば食べたくなるな〜
    あと山登りをしてみたくなる
    湊かなえ作品で前にもそう思ったけど
    結局登ったことない(笑)

  • 4.5 さすが湊かなえ。期待を裏切りません。3つの物語の関係が見事に収斂されていきます。圧巻!

  • 4分の3くらいまで、どうやってつながるのかよくわからなかったけど、まさか三世代がつながるとは思わなかった。
    すごく面白かった!

  • 最後にすべてつながった

  • 『梅花堂』以外のつながりが分からない3つの単独のお話だと思っていたが、それらが見方(時間軸)を変える事で一気に繋がっていったのが面白かった。「昔梅花堂で大将がおしゃれな和菓子を志した時期があった」と言うくだりで気がついた。

    最終的に登場人物が多くなって、ちょっと混乱しながら読んだ。

  • 具体的な人名や年代を書かぬまま頻繁に場面と視点を入れ替えて進んでゆく、叙述トリックを使ったミステリー。母子三代に渡る因縁を描いた物語。
    最初は一体彼女たちに何が起きたのか?とどきどきしながら読み進めていったけれど、わりかり早い段階で「こういう頻繁に場面と視点を入れ替えて具体的な固有名詞や年代を書いてこない作品って叙述トリックが多いよね」、「これって実は母と娘とかで年代が違うってことか?」と気が付いてしまった。そしてその予想を裏切られることなくそのまま終わってしまったため、少しばかり残念だった。

  • 面白かった。一体どう繋がるんだろう?と気になってどんどん読み進めました。
    話がうまく進むように都合よく作られている部分もあるかな?という気もしましたが、それでもおもしろかったです。
    読み終えてみて、なんだか複雑な気持ちになりました。
    湊さんのお話は、悪者は最後に懲らしめられるものが多いというか、自業自得な終わり方が多いと思っていたので、ちょっと拍子抜けかな?
    もうちょっと厳しく締め括ってもよかったんじゃないかな?と思いました。

  • ドラマが放送されたので再読してみました(すみませんドラマは見ていません)一度読んでいるからこそ 落ち着いて読める話でしたが やはり展開は湊さんならでは。二つの異なる話を交互に描きながらも タイトル「花の鎖」とあるように 繋がっています。
    少しずつほどけていくように繋がっていく辺りは見事です。
    ただ・・タイトルにはふさわしくないけれど「きんつばと鎖」でもよかったくらいに読了後は「きんつば」が食べたくなります(笑)それもできたて、ではなく日にちが経って少し硬くなったものをフライパンで焦げ目をつけながら焼いた暖かいきんつばを・・

  • 湊作品は『告白』以来2作目なので、あのなんとも重い読後感が再来するのではないかと構えて読みましたが、苦味はあったものの良い方に裏切られました。多視点で語られる多重構造はミステリータッチで、“鎖”と付いたタイトルから何らかの繋がりはあると想像できるも、なかなか全体像は掴めない手ごわさ。自分で人物相関図を書いたりして、面白かったです。美雪さんと和弥さんが雨降り渓谷へ行って「未明の月」に似た月の抜け殻について話すシーンが美しくて幸せそうで好きです。

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著者プロフィール

湊かなえ(みなと かなえ)
1973年、広島県生まれ。武庫川女子大学家政学部卒。
2005年に第2回BS-i新人脚本賞で佳作入選。2007年には第35回創作ラジオドラマ大賞受賞、「聖職者」で第29回小説推理新人賞を受賞し小説家デビュー。読んだ後に嫌な気分になるミステリー「イヤミス」の優れた書き手として著名。
「聖職者」から続く連作集『告白』は、2008年、「週刊文春ミステリーベスト10」で第1位、「このミステリーがすごい!」では第4位に選ばれ、2009年、第6回本屋大賞を受賞。デビュー作でのノミネート・受賞は、共に史上初。2012年「望郷、海の星」で第65回日本推理作家協会賞(短編部門)、2016年『ユートピア』で第29回山本周五郎賞をそれぞれ受賞。ほか、直木賞で度々候補になっており、2018年『未来』で第159回直木賞に3度目のノミネート。同年『贖罪』でエドガー賞候補となった。
映画化・ドラマ化された作品多数。特に映画では、2010年『告白』、2014年『白ゆき姫殺人事件』、2016年『少女』、2017年『望郷』と話題作が多い。

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