北極点グリーンランド単独行

  • 文藝春秋
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Amazon.co.jp ・本 (261ページ) / ISBN・EAN: 9784163348001

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  • 「植村直己」の探検記『北極点グリーンランド単独行』を読みました。

    「長尾三郎」が「植村直己」の生涯を描いたドキュメンタリー作品『マッキンリーに死す―植村直己の栄光と修羅』に続き「植村直己」関連の作品、、、

    本人の著書は、『北極圏一万二千キロ』以来ですね。

    -----story-------------
    白熊の襲来、乱氷の障壁、ブリザードの酷寒……
    多くの困難と戦い世界で初めて単独で犬橇を駆って北極点に到達し、グリーンランドを縦断した不滅の冒険の全記録!
    -----------------------

    極北における犬橇での冒険、、、

    北極点を目指す冒険と、グリーンランドを縦断する冒険が収録されています… 北極点への単独行は世界初、グリーンランド縦断は前人未到の地を踏破するという途方もない計画で、何度もトラブルに見舞われますが、橇を曳く犬たちと一体となった行動や補給、通信等のサポートもあり、無事、成功を収めます。

    たまたま同時期に日大隊が犬橇で北極点を目指しており、、、

    北極点への到達については、日大隊に先を越され悔しい思いもあったようですが、単独とチームという大きな違いがあるので、比較対象とすべきではないんでしょうね。


    厳しい冒険の中、「植村直己」が几帳面に記録していた日記をもとに、本人が書き起こした作品なので、臨場感があり、自分もその冒険に参加している気分に浸りながら読むことができました。


    極寒の地で孤独に耐えながら(犬はいますが… )、常に体力と知力を使って冒険を続ける日々、、、

    想像を絶する精神力だと思いますねぇ… 見習いたいものです。


    本書で印象に残った一節を記しておきます。

    「西掘栄三郎」が北極点を目指す「植村直己」に宛てたメッセージ、、、

    「いまは大変苦しいだろうが、最後の最後までがんばれ。
     闇夜のあとには朝が来る。
     いかなることがあったとしても、幸運はからずやってくる。
     冬来たりなば、春遠からじ」

    そうですよね、一生懸命に取り組めば、きっと結果はついてくるはずです。

    そして、北極点を目前に挫折しそうになったとき、「植村直己」が自らを律する言葉、、、

    「私は自分にきびしく問い直す必要がある。
     私は自分の全力をあげているのか。
     自己弁護の、むなしい言葉の海に溺れていないか。

      ~中略~

     自分に対して手を緩めてはいけない。
     全力を尽くし、またとない体験の一日一日を、
     悔いなく過ごし、十分に味わなくてはならない」

    言い訳を考えるんじゃなくて、結果を出すために全力を尽くす… そんな仕事をしたいですね。

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