霊長類ヒト科動物図鑑

  • 文藝春秋
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  • 本 ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163368504

感想・レビュー・書評

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  • 向田邦子さんの人間臭さが、とても出ているエッセイ集。彼女の脚本の面白さのエッセンスが散りばめられている。特別な人ではなく、どこにでもいそうな人の感じることが、うまく表現されている。この感性があってこそ、あんなドラマが生み出されたんだなと納得した。

  • 時々、なんとなく向田邦子が読みたくなる。そして、30年前の本書を、蔵書から取り出した。
    読み進むにつれ、昭和前期の、都会の勤め人の一般家庭が彷彿とし(もちろん生まれてなく体験もしていないが)、なんとなくホッとし、読後も至福のときである。
    それにしても、向田氏の早世は、本当に残念だ。まだまだ、良い作品が書けただろうに。

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著者プロフィール

向田邦子(むこうだ・くにこ)
1929年、東京生まれ。脚本家、エッセイスト、小説家。実践女子専門学校国語科卒業後、記者を経て脚本の世界へ。代表作に「七人の孫」「寺内貫太郎一家」「阿修羅のごとく」。1980年、「花の名前」などで第83回直木賞受賞。おもな著書に『父の詫び状』『思い出トランプ』『あ・うん』。1981年、飛行機事故で急逝。

「2021年 『向田邦子シナリオ集 昭和の人間ドラマ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

向田邦子の作品

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