絵草紙 吉原炎上 祖母 紫遊女ものがたり

  • 文藝春秋 (1985年10月25日発売)
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本 ・本 / ISBN・EAN: 9784163400709

感想・レビュー・書評

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  • 絵草紙なので絵が多いんだけど、物語の部分もちゃんとあって。
    でもその物語がどうも物語っぽくない。
    誰かに聞いた話を綴っているだけのような文章で。

    最後まで読んでいったら、主人公の若汐こと久野が作者の祖母だと書かれていて納得。


    吉原での生活なんて、辛く苦しい日々なんだろうと思っていたけれど、身内がそういう負の部分を語らなかったからか、人間味のあるエピソードが主に書かれておりました。



    それにしても、花魁を身請けする人って凄いよね。
    金銭的な話は勿論、精神的にも強くて、深く広い愛情の人じゃないと。

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