心の夜想曲(ノクターン)

  • 文藝春秋
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感想 : 3
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  • 本 ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163402901

感想・レビュー・書評

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  • いわゆる、「頑固爺い」w
    楽しく読ませていただきました。
    遠藤周作先生は、物語と随筆で、まったく印象が違うのが面白いですね。

  • あなたの心にもわたしの心にも。のぞいてみませんか――人の心と生命の不思議。人のなかの未知の部分の大きさと深さを、謙虚に受けとめる著者が、やさしく語る人間考察と、恩人たちの面影を懐しく綴る好随想集。

  • 本棚の片隅にポツンとあった。正直遠藤だから読んでみようと思ったけど、以前読んだ遠藤のエッセーもちょっといまいちだったから、あまり期待せずに読み始めました。しかし読んでいると、読みやすい文章と、人間の深層に触れた本質的な探究に関する洞察から、非常に興味深く読み終えることができました。アルケタイプ、心の琴線、陋劣な場所。西欧の善悪二分の文化に疑問を持ち、仏教の言う善悪不二に納得をする。私自身もいろいろと言葉が出そうで。。。。出ない。しかし確かに新しいさまざまなことと、自分の確信に付いてもう一度深く考えさせられました。


    09/6/26

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著者プロフィール

1923年東京に生まれる。母・郁は音楽家。12歳でカトリックの洗礼を受ける。慶應義塾大学仏文科卒。50~53年戦後最初のフランスへの留学生となる。55年「白い人」で芥川賞を、58年『海と毒薬』で毎日出版文化賞を、66年『沈黙』で谷崎潤一郎賞受賞。『沈黙』は、海外翻訳も多数。79年『キリストの誕生』で読売文学賞を、80年『侍』で野間文芸賞を受賞。著書多数。


「2016年 『『沈黙』をめぐる短篇集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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