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- 本 ・本
- / ISBN・EAN: 9784163412504
感想・レビュー・書評
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45歳の若さで世を去ったことがつくづく惜しまれる。作家としての本格的な活躍を見たかった。
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「なみはずれて量の多い愛(寛容さ)」の向こうには何があるのか。大宅ノンフィクション賞受賞の「同級生」である沢木耕太郎が編んだ、近藤さんの未刊行原稿をまとめた一冊。「記事」、「ルポ」、「評論」、「エッセイ」、「創作」の5部を通して、「ひとりの人間にとって、ひとつの体験がどれほどの意味を持つものなのか」を明かそうとする作品に仕上がっています。
「彼の視線」と題された沢木耕太郎の解説の完成度がすばらしく、読み応えがあります。前夫人の遺稿集に寄せて書かれた「夏の海」(これは本当に美しく、同時に悲しい作品です)を中心に全作品を分析する視点が卓越しています。
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