「レ・ミゼラブル」百六景 木版挿絵で読む名作の背景

  • 文藝春秋 (1987年1月1日発売)
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感想 : 6
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  • 本 ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163415505

感想・レビュー・書評

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  • 映画「レ・ミゼラブル」を見て、この本 ↓ を読んだら 次は その背景も知りたくなる。

    レ・ミゼラブル―ああ無情 (ポプラポケット文庫)
    ビクトル ユゴー / ポプラ社 ( 2007-03 )
    http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4591097080/seaapteacucom-22/ref=nosim

     ⇒ URLはこちら  『映画「レ・ミゼラブル」を見る』 :  〜 Myブログ「パそぼとベルルのあれこれフリーク」

    ビクトル・ユゴー(ユーゴー)の小説は、内容が濃いというか深いので、歴史や思想もわかると更に面白いだろう。

    本書は、それにピッタリ。 
    ユーグ版の挿絵入り『レ・ミゼラブル』には、360葉の挿絵があり、時代の手触りが伝わってきたと 著者は感動をまえがきに書いている。
    それを元に 106葉の挿絵につけたコメントが、本書です。
    話のあらすじと、ユゴーのこと、背景がわかりやすく書かれていて とても面白かった。

    2013/01/11 予約 1/13 借りて読み始める。1/31 読み終わる。

    内容と著者は

    内容 :
    鹿島茂の初期著作
    改訂版 文春文庫、新装復刊・2011年11月がある。
    発行当時の普及版に付された、生き生きと美しい石版画を百余枚再録。
    当時の生活、風俗を詳しく語り、名作の理解を助けるエッセー。
    初期に用いられた木版の「挿絵図版」230葉をもとに、原作の社会背景も含め分かり易く説明している。

    著者 :
    1949年横浜生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。
    フランス文学者、作家。明治大学教授。
    91年「馬車が買いたい!」でサントリー学芸賞、99年「愛書狂」でゲスナー賞受賞。

  • 鹿島さんのコメントが読んでてなるほどと思うし、おもしろかった。ストーリーに添いながら解説されてるのでレミゼラブルを読みにくいと感じている人は、これから読むのもオススメかもしれない

  • 文庫版が発売されて歓喜。
    挿絵で脳内再生が難しいシーンが補完される。

  • 文庫に挑戦する前の肩慣らしとしてオススメです。
    厚みはそこそこですが、イラストが一緒なのと解説も入っているのでマンガの様に読みやすい。

  • 【柏木学長コメント】
    ユゴーの傑作『レ・ミゼラブル』の有名な挿絵を元にストリーが語られる。

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    資料番号:10192647
    所在番号:953.601||ユウ
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  • ミュージカル「レ・ミゼラブル」を楽しむにあたって、とても参考になる本。作品の細かい裏話、当時の歴史風俗などを楽しく解説してあります。

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著者プロフィール

1949(昭和24)年、横浜に生まれる。東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。2008年より明治大学国際日本学部教授。20年、退任。専門は、19世紀フランスの社会生活と文学。1991年『馬車が買いたい!』でサントリー学芸賞、96年『子供より古書が大事と思いたい』で講談社エッセイ賞、99年『愛書狂』でゲスナー賞、2000年『職業別パリ風俗』で読売文学賞、04年『成功する読書日記』で毎日書評賞を受賞。膨大な古書コレクションを有し、東京都港区に書斎スタジオ「NOEMA images STUDIO」を開設。書評アーカイブWEBサイト「All REVIEWS」を主宰。22年、神保町に共同書店「PASSAGE」を開店した。

「2022年 『神田神保町書肆街考』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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