十七歳の地図

橋口譲二

• 文藝春秋 (1988年4月15日発売)

作品紹介・あらすじ

1987年3月から1988年1月にかけて、北は北海道の礼文島、南は沖縄の与那国島まで僕はほぼ日本全国を旅した。ここに集めたのはその旅の中で出会った102人の17歳たちの姿である。これは17歳という一つの共通項で日本を水平に切り取ってみるという試みである。「いまの日本」という同じ空間の中で同じ時代の空気を呼吸しながらも、実にさまざまな17歳たちがさまざまなことを考えながら暮らしていた。そんな17歳たちと顔を見合い、彼らの環境をも写し出すことによって、日本の17歳のいろんな違いを浮き彫りにすると同時に日本の一つの横断面が見えてくるような気がしている。

感想・レビュー・書評

[のりぞさんの感想 · 2022年8月2日]

35年くらい前の本。尾崎豊のそれとはまったく関係ない。
BOOWYの「季節が君だけを変える」のPVに人物のバックボーンが語られたものといういい方がとてもしっくりくる。
大人でも子供でもない思春期の迷いのようなものがとらえられている。

[hitomiさんの感想 · 2020年1月10日]

これに似た撮影とインタビューをしようと考えているため参考資料として。この写真集に登場する人たちやその周りの人たちだけでなく、全く関係のない人が見ても面白い内容になっていること、やっぱり作品として大事だよなあ、と当たり前のことを思うなど。

[iamaslibさんの感想 · 2012年2月8日]

貸し出し状況等、詳細情報の確認は下記URLへ
http://libsrv02.iamas.ac.jp/jhkweb_JPN/service/open_search_ex.asp?ISBN=4163422609