閉された言語空間 占領軍の検閲と戦後日本

  • 文藝春秋 (1989年8月15日発売)
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  • 本 ・本
  • / ISBN・EAN: 9784163435206

作品紹介・あらすじ

一次資料によって跡付けられる秘匿された検閲の全貌。アメリカは日本での検閲をいかに準備し、実行したか。眼に見える戦争は終ったが、アメリカの眼に見えない戦争、日本の思想と文化の殱滅戦が始まった。そしてそれは、日本人の自己破壊による新しいタブーの自己増殖をもたらす。

感想・レビュー・書評

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  • ウォーギルドインフォメーションプログラム(戦争についての罪悪感を日本人の心に植え付けるための宣伝計画)の一環 太平洋戦争という用語の導入。「真相はこうだ」というラジオ番組が1945/12/9から1946/2/10まで週一回放送された。新聞 1945/12/8 各紙に太平洋戦争史と題する宣伝文書の連載が命じられた。東條元首相の弁護人清瀬一郎博士

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著者プロフィール

江藤 淳(えとう・じゅん):文芸評論家。昭和7年12月‐平成11年7月。昭和31年、「夏目漱石」で評論家デビュー。32年、慶應大学文学部卒。37年、ロックフェラー財団研究員と してプリンストン大学留学。東工大教授、慶大教授などを歴任した。新潮社文学賞、菊池寛賞、日本芸術院賞、野間文芸賞など受賞多数。

「2024年 『なつかしい本の話』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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