宿六・色川武大

  • 文藝春秋 (1990年1月1日発売)
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感想 : 9
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  • 本 ・本 (190ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163442006

感想・レビュー・書評

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  • 2020/05/17

  • サラッとした肌触りで
    あまり悲壮感なく
    最後まで読むことができました
    蒼井優さん好きでして
    オススメとのことですが
    うーんミステリアス

  • 色川武大とは、いまさら説明するまでもないけれど、麻雀放浪記など数々の博打青春?小説を著した阿佐田哲也氏。
    彼と孝子さんの、彼が亡くなるまでの20年にわたるふしぎな共同生活の記録。


    破天荒というか、子供じみているというか、だけどちょっと切なくなって、泣いてしまった。

  • 色川武大の妻が夫と歩んだ20年を記したもの。
    みんなにとって神様のような色川氏を支えた夫人。
    ナルコレプシーという奇病、一日六食を食べる大食漢、博打に引っ越し魔。
    友人として眺めているだけならチャーミングで魅力的な男かもしれないが、それを支える家族は大変である。
    それでも死ぬまで支えていけたのはやはり「愛」なんだろうと思う。

  • 色川武大さんの奥さんが書いた本があるなんて知らなかった。
    もうまるで修羅場のような生活なのに、読み終わると
    二人の生活は愛らしく、かわいらしいものとして残っている。
    ペットのチワワとお尻をふりふり踊る色川さん。
    亡くなる直前に交わした二人の会話は、今こうして書いてても
    思い出し泣きしてしまう。

  • 色川武大は結構好き、と思っていたけど、はて、実際読んだのは何だったかな?としばし考えてしまった。阿佐田哲也とのペンネームもある色川武大との日々を奥さんが描いた本。昼夜を問わず客を連れてきて、自分はナルコレプシー。風呂に入れるのも容易ではない。といった感じで、この暮らしは大変そうだ・・・・。孝子さんはほどよく意地悪な感じが結構よい。味のある文章だけど、途中、エピソードを並べただけみたいになって惜しい。文章書くのって大変なのね。プロの作家はやはり文章が上手なのだなと思ってしまった。

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