ミステリーを科学したら

  • 文藝春秋 (1991年5月25日発売)
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感想 : 5
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  • 本 ・本
  • / ISBN・EAN: 9784163452203

作品紹介・あらすじ

元東大教授にして医学博士の推理作家が切捨御免。フォーサイスから半七捕物帳まで、ミステリーを診断する。

感想・レビュー・書評

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  • 読了、50点。

    ミステリーの評論。
    著者はミステリー作家であり基礎医学の研究者でもある由良三郎さん、と言っても著作は未読です。

    第一部のミステリーに関するミステリーはなかなか面白く読ませて頂けましたが、後半は医学的には現在の現状とやや隔離した部分もあり、
    学会や教授会等四方山話としては面白いけれどミステリー評論とは関係のない部分もあり期待していた部分からは外れていました。

  • 医学博士でもありミステリ作家でもある著者が、古今東西の数々のミステリトリックの矛盾を解き明かすエッセイ。ミステリのトリックだけでなく、時には設定もツッコミどころが多いこともあるものなので、読書って作者と読者の了解事項の上で成り立ってるものなんだなーと意識してないことを再認識してみた。というより、参考に挙げられたミステリを読みかえしたくなったり・・・。

    個人的には設定やストーリーと、論理が美しければ多少のことは楽しんでしまうタイプだけども。

  • 「名探偵が密室殺人事件のトリックを鮮やかに解決する」、そんな本を心弾ませて読んだ記憶がある人は、ちょっと悲しい気持ちになる本です。
    なぜなら、数々の古典的推理小説のトリックを物理的に検証してみる本だからです。

  • 空想科学系の読み物かと思いきや、推理小説作家のエッセイである。これはこれで。

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