完本危機管理のノウハウ: 信頼されるリーダーの条件 闘うリーダーの条件 危機に強いリーダーの条件

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (590ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163457901
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感想・レビュー・書評

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  • 少し古く、そして二段書きで分厚い本なので、読み応え十分だが、割にすいすい読める。そうは言っても本腰入れて読まないと、通勤時間だけで読むのはしんどいな。いつかちゃんと読もう。

  •  今や「危機管理」という言葉はビジネスの世界で一般用語となっているが、日本で「危機管理」の概念を広めたのが著者の佐々淳行氏である。佐々氏は警視庁、防衛庁、内閣安全保障室を歴任されており、数々の危機に対応されてきた経験をもつ。本書は1984年に出版された「危機管理のノウハウpart1~信頼されるリーダーの条件」「同part2~闘うリーダーの条件」「同part3~危機に強いリーダーの条件」を一冊にまとめたものである。危機管理という概念が十分に認識されていなかった当時、佐々氏は独学で様々な書に当たったのだろう。本書は古今東西の様々な危機とリーダーについてまとめられたケース集になっている。
     特に第二次世界大戦から戦後にかけて起きた数々の事件とその舞台裏については著者の経験に基づく見解が述べられており、現代史の読み物としても興味深い。
     テクニカルな部分については内容が古い部分もあるが、著者は危機管理の現場で陣頭指揮をとってきた方だけに、その内容は非常に実務的である。紹介されているケースの多くは治安、国防、外交といったあまり身近ではない世界だが、リーダーの資質や役割についてはビジネスの世界でも十分に応用できるものである。危機管理のノウハウは危機を起こさないためにも重要であり、変化の激しい世の中ではますます重要になるだろう。

  • 同名のpart1, part2, part3の合本。

    ノウハウの集大成。
    短い格言のようなものがたくさん入手出来る。

    警察出身で、外務省出向,防衛庁出向などの経験がよかったのかも。

  • 一時期,危機管理といえばテレビに必ず出ていた,佐々淳行の著書.歴史事例がふんだんに引用され,著者の見識の広さに圧倒される.惜しむらくはわかりやすい理論やフレームを提案できてないことだろうか.
    実践経験から生み出された本であり,その帰納的なアプローチは少しうんざりさせられる面もある.

  • 実務家の話のほうがおもしろいですね。

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著者プロフィール

1930年東京生まれ。東京大学法学部卒業後、国家地方警察本部(現警察庁)に入庁。「東大安田講堂事件」「連合赤軍あさま山荘事件」等に警備幕僚長として危機管理に携わる。86年より初代内閣安全保障室長をつとめ、89年昭和天皇大喪の礼警備を最後に退官。2000年、第四八回菊池寛賞を受賞。2001年、勲二等旭日重光章受章。著書に『東大落城』(文藝春秋読者賞受賞)等がある

「2016年 『重要事件で振り返る戦後日本史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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