無思想の思想 新装版: 大宅壮一・一巻選集

著者 :
  • 文藝春秋
1.50
  • (0)
  • (0)
  • (0)
  • (1)
  • (1)
本棚登録 : 15
感想 : 1
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (565ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163458007

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 大宅 壮一の膨大な生涯の著作の中から特に優れた論考を抜粋したと思しき選集.戦前・戦後編に分かれるが,特に戦前篇が面白い.特に「文壇ギルドの解体期」などは細部を書き替えればそのまま現代の事として読めそうだし,「匪賊のシンパと通匪問題」なども,扱っているのは満州の日帝支配と民族主義テロリスト問題なのだが,現代のアフガンやイラクなどで起きていることそのままのようである.

全1件中 1 - 1件を表示

著者プロフィール

1900年大阪府生まれ。旧制の専門学校入学者検定試験(専検)に合格し旧制第三高等学校に進学。東京帝国大学文学部社会学科入学、在学中より健筆をふるう。第二次大戦後、時代の風潮を裁断する社会評論や人物評論で活躍。自ら“無思想人”を宣言し、明快な是々非々論で広く支持され、「一億総白痴化」「駅弁大学」「恐妻」などの流行語も数多く生み出した。1970年逝去。主な著作に『文学的戦術論』『日本の遺書』『世界の裏街道を行く』『「無思想人」宣言』『昭和怪物伝』『炎は流れる』など。

「2019年 『実録・天皇記』 で使われていた紹介文から引用しています。」

大宅壮一の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×