文政十一年のスパイ合戦 検証・謎のシーボルト事件

  • 文藝春秋
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感想 : 1
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  • 本 ・本
  • / ISBN・EAN: 9784163462707

作品紹介・あらすじ

新発見のシーボルト・コレクションの中に残されていた禁制の地図の数々。シーボルトはスパイだったのか?幕府を揺がした疑獄スキャンダルの謎に挑む歴史ノンフィクション。

感想・レビュー・書評

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  • シーボルト事件について、かなり詳しく研究された1冊。
    シーボルト事件ってのは、オランダ政府から長崎の出島に派遣されてたドイツ人のシーボルトさんが、オランダに帰るときの積荷からたくさんの日本地図などの禁制品が出てきて、大問題になった事件だよ。
    1992年に発行された本なので、今はもっと新しい説が出ているかもしれないけど、シーボルト事件の実態は、幕府による元薩摩藩主で将軍家斉くんの岳父である島津重豪さんへのやりたい放題への牽制だったという説が唱えられていました。
    なかなか良くまとめられていて、これ1冊でシーボルト事件の概要がよくわかりました。
    シーボルトさんは、やっぱりスパイだったんだね。

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