- 本 ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163464503
感想・レビュー・書評
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地図の描けないイギリス人という話は、よく外国人に道を尋ねると、本当に通る道しか描いてくれず(しかも、縮尺が滅茶苦茶)読めない字でランドマークが記載されているのが普通なのだが、何故なのかはここに書いてあった。なるほど。ロシアの憂鬱は氏の著作には珍しくソビエト連邦の話。タイトルがロシアになっているのはロシア帝国から連綿と続く話だからである。この頃に比べれば随分と開放的になったような気がしないでもない。最後は日本での事を徒然に記載したエッセイ。いつも通り心の中の言葉を包み隠さず痛快に書いているのが面白い。
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父親ゆずりの地図の書き方で周りから驚かれていた謎が、この本を読んで解けました。
イギリスを懐かしむにはうってつけの一冊。
地元にもラウンドアバウトが試験的に導入されるのでこの本でラウンドアバウトを走る際の心構えを勉強しておこう。
林望先生の日本語が大好きです。 -
作者の主な仕事である書誌学のお披露目のため、入り易いテーマから話を変えていったと後書きには書いてあったが、あんまり成功してなかったかも。書誌学お披露目なら、裏話やこぼれ話を集めてみた方が面白かったかも。出久根達郎にそんなエッセイがあった。
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ランドアバウトについてこんなにも熱く語っているひとはリンボウ先生のほかにおるまいて・・・
イギリスの話もおもしろいけど古典モノもよんでみたい。 -
りんぼう先生こと林望氏のイギリス本。
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話は英国の奇妙な宿から便器、そして源氏物語をめぐる色恋論へ。独立、完結、されど連環── リンボウ先生のエッセイの名品全12篇
--This text refers to an out of print or unavailable edition of this title.
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