ぜいたく列伝

戸板康二

• 文藝春秋 (1992年1月1日発売)

感想・レビュー・書評

[しろたさんの感想 · 2018年10月19日]

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[saleさんの感想 · 2012年8月10日]

戸板康二氏の著作物を乱読するきっかけになったのは言うまでもなく歌舞伎が切っ掛けであるけれどその歌舞伎に拘らない広く深い知識量に魅せられたから。この本は戸板氏の豊富な知識や見聞の広さをよく表した面白い本だった。歌舞伎界からは11代目仁左衛門と5代目歌右衛門が登場。仁左衛門はちょうど食満南北氏の「作者部屋から」を読み終えたばかりだったので「あーーそうそうこれねこれね」と頷きながら読み進んだ。読み終えて書かれている人に思いを馳せるのは勿論だけれどもやっぱり戸板氏が好きになって終わった。日常に綴る文章を戸板氏のような魅力ある文章力でかけたらいいなぁ