私の引出し

  • 文藝春秋 (1993年1月1日発売)
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本 ・本 (288ページ) / ISBN・EAN: 9784163473000

感想・レビュー・書評

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  • 歴史小説は、歴史と関する限り史実に忠実でなければならない。小説であるからといって史実をいじくってはいけない、史実そのものにドラマがある、と思っている
    健康で精力的なシーボルトが、対象にむしゃぶりつき、それを強引に手に入れる積極さの根源を見る思いである
    明治維新後、北海道開拓に最も大きな力となったのは、月形村に置かれた樺戸集治館を始めとした道内の刑務所に収容されていた人たちの労働であることを知った
    零式戦闘機は、いわば死の棺にも等しい飛行機あったのである

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著者プロフィール

一九二七(昭和二)年、東京・日暮里生まれ。学習院大学中退。五八年、短篇集『青い骨』を自費出版。六六年、『星への旅』で太宰治賞を受賞、本格的な作家活動に入る。七三年『戦艦武蔵』『関東大震災』で菊池寛賞、七九年『ふぉん・しいほるとの娘』で吉川英治文学賞、八四年『破獄』で読売文学賞を受賞。二〇〇六(平成一八)年没。そのほかの作品に『高熱隧道』『桜田門外ノ変』『黒船』『私の文学漂流』などがある。

「2021年 『花火 吉村昭後期短篇集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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