神さまはサイコロ遊びをしたか 「宇宙の法則」に挑んだ人々

  • 文藝春秋 (1993年1月1日発売)
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  • 本 ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163475608

感想・レビュー・書評

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  • アインシュタイン、ニュートン、コペルニクス。これらの天才たちは颯爽と時代に現れては優れた洞察をもって既成概念を打ち壊していきます。しかし、彼らも一人の人間であり、宇宙の法則に挑む上で様々な苦悩や葛藤に悩まされていたのです。本書はそのような天才たちの物語を彼らの等身大の努力を交えながら紹介する本です。「宇宙の法則」に挑んだ彼らの様々な一面について覗けるため、科学に興味のなかったという人にもお勧めできる1冊です。
    (応用化学系 B3)

  • 神さまはサイコロ遊びをしたか 小山慶太 文藝春秋社


    20年前に書かれた本でだけれども
    今読んでも十二分に噛み砕かれた内容で愉しめる
    新鮮な気持ちで大自然の真理に思いを馳せる鍵を
    随所に見つけることができそうだ

    エントロピーに付いてもパラドックス性と合わせて
    思考を転がせながら遊べるし
    ナポレオンの時代に科学が神と決別して行くさまを
    あらためて描いて見ることができた
    そしてアインシュタインンの一般相対性理論に至って以来
    今度は科学から神に近づこうとしているようでもある

    量子力学はブッダの説く真理とも老師の説くタオとも
    繋がれそうなシナヤカサを持ち始めた
    相対という有限的部分観と無限的全体観の入れ子状態による循環連鎖
    一体という部分を取り込んで収束してしまう一方的なおさまり

    この世をあの世を含む無限と捉えるべきか
    あの世を含まない有限と捉えるべきか
    あるいは相対する調和の関係と捉えるのか
    一成る絶対の力の中の平等と平和と捉えるのか
    五分五分の確率による関係と捉えるか秩序による結晶と捉えるか
    この世を混沌における創造と見るか答えのあるプラモデルと見るか〜

  • 「科学に文科の香りを振りかけ、面白い切り口で物理学を語る一冊」

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著者プロフィール

1948年生まれ。早稲田大学名誉教授。理学博士。著書に『寺田寅彦』『入門 現代物理学』『科学史人物事典』『科学史年表』『どんでん返しの科学史』(中公新書)、『ノーベル賞でたどるアインシュタインの贈物』(NHKブックス)、『ノーベル賞で語る20世紀物理学』『光と電磁気─ファラデーとマクスウェルが考えたこと』(講談社ブルーバックス)『エネルギーの科学史』(河出ブックス)など多数。

「2020年 『高校世界史でわかる 科学史の核心』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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