- 本 ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163475608
感想・レビュー・書評
-
アインシュタイン、ニュートン、コペルニクス。これらの天才たちは颯爽と時代に現れては優れた洞察をもって既成概念を打ち壊していきます。しかし、彼らも一人の人間であり、宇宙の法則に挑む上で様々な苦悩や葛藤に悩まされていたのです。本書はそのような天才たちの物語を彼らの等身大の努力を交えながら紹介する本です。「宇宙の法則」に挑んだ彼らの様々な一面について覗けるため、科学に興味のなかったという人にもお勧めできる1冊です。
(応用化学系 B3)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
神さまはサイコロ遊びをしたか 小山慶太 文藝春秋社
20年前に書かれた本でだけれども
今読んでも十二分に噛み砕かれた内容で愉しめる
新鮮な気持ちで大自然の真理に思いを馳せる鍵を
随所に見つけることができそうだ
エントロピーに付いてもパラドックス性と合わせて
思考を転がせながら遊べるし
ナポレオンの時代に科学が神と決別して行くさまを
あらためて描いて見ることができた
そしてアインシュタインンの一般相対性理論に至って以来
今度は科学から神に近づこうとしているようでもある
量子力学はブッダの説く真理とも老師の説くタオとも
繋がれそうなシナヤカサを持ち始めた
相対という有限的部分観と無限的全体観の入れ子状態による循環連鎖
一体という部分を取り込んで収束してしまう一方的なおさまり
この世をあの世を含む無限と捉えるべきか
あの世を含まない有限と捉えるべきか
あるいは相対する調和の関係と捉えるのか
一成る絶対の力の中の平等と平和と捉えるのか
五分五分の確率による関係と捉えるか秩序による結晶と捉えるか
この世を混沌における創造と見るか答えのあるプラモデルと見るか〜 -
「科学に文科の香りを振りかけ、面白い切り口で物理学を語る一冊」
著者プロフィール
小山慶太の作品





