心をあやつる男たち

  • 文藝春秋
3.60
  • (1)
  • (1)
  • (3)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 26
感想 : 3
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • 本 ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163479606

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • キリスト教系のセミナーから始まり、いかに異様な自己開発セミナーに至るかが描かれた本。あまりそうした立志伝的な話と想定していなかったが、こうした異様なセミナーでもそれなりの善意や熱量を持った人が立ち上げたとしれたのはよかった。気持ち悪いけど。

  • フィクションのコーナーで見つけ、面白そうだったので借りる。1960年代から始まる『ST(センシティビティ・トレーニング)』という研修を中心に話は進む。けど、それがいったりきたりというか、登場人物もあちこちいったりで、非常に分かりにくかった。上手い人が書けば、もっと面白かったと思う。しかし、こんなに暴力とか裸にさせるとか酷いことがよく続いたと思う。戦争中しごかれた世代で、そういう風潮がまだ残ってたんだろうな。精神を病む人がいたり、自殺者が出たりとほんと酷いと思う。ヤマギシ会のルポも似たような感じじゃなかったか。ひたすら責められ、内省して、泣き崩れるという。絶頂体験というそうだ。しかし、自分を見つめ直すとか、勧誘とか、Kから電話でおんなじようなの勧められたよな。内向的だとか、余計なお世話だっつーの。あれは4~5年くらい前だろうから、今でもこういうセミナーはあるのだと思う。恐ろしい。はまる人ははまる、というのが怖いのだ。だから続いちゃうのだ。

全3件中 1 - 3件を表示

福本博文の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×