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- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163487809
感想・レビュー・書評
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ピアニスト中村紘子のエッセイ集。
といっても、日本のピアニストのパイオニア的な存在であった著者のことを私はよく知らない。夫が庄司薫であると途中でわかってぎょっとしたくらいだ。
1990年頃に書かれたものが多いうえに若かりし頃の回想が挟まれるものだから、国際問題や音楽業界の話題に時代を感じる。
日本人がイエローモンキーと嘲られる中、いかに西洋音楽の世界に東洋人として切り込んでいくことが内外ともに難しかったかと感心する。
そんな厳しい状況をあっけらかんと振り返る明るさや、クラシックへの深い愛情がじんわりと伝わってきて、なんかいいなぁ、という気分になる。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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著者プロフィール
中村紘子の作品





