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本 ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784163489001
感想・レビュー・書評
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山崎氏が統一教会に取り込まれていく様子がよくわかる。真面目な人ほどカモにされるのかもしれない。学歴は関係ない。
統一教会について疑問に思うことが節々であったとしても、考えを先延ばしにしているうちに自分にとって大きな問題ではなくなり、狂信化していく…。
統一教会は反社会的な集団。マインドコントロールで洗脳し、献金を迫る団体。コントロールする側は全てわかってやっているのか、支配に酔っているのか…。
経歴メチャクチャな文鮮明は、統一教会が言うサタンそのもの。
統一教会は、勧誘時には正体を明かさず、迫害する外部の敵を勝手に作り出し、先祖の祟りなどと言って脱会することへの恐怖観念を植え付ける。盗聴・脅迫・尾行・盗みと目的のためならどんなことでもやる。真っ向からぶつからずの嫌がらせ。
何をしでかすかわからない怖さもある。神のためなら何でもする、指示されたことは疑いも持たずに実行する。
また、何か都合の悪いことがあると、後で理由づけして言い訳する。補強材料を与えてはいけない。
本文中に“統一教会員の子供はそのまま統一教会員”とあるけど、こういう教会員のエゴが2世問題を起こすんだろーな。
T子は統一教会員だったけどしっかりしてる。
4章「暴かれた嘘」の後半、つまり脱会後の内容がそれまでと比べるとやや雑な印象。言いたいことの羅列でまとまりに欠ける点が、書き物として残念だった。
以下の記事を読んで、確かに奇跡だったと感じた。
“あのまま浩子さんが勅使河原さんと入籍し、完全に同居していたら脱会はまず不可能でした。あそこが最初で最後のチャンスであり、奇跡だったのです”/リオ五輪の新体操強化本部長「山崎浩子」が統一教会を脱会するまで | デイリー新潮
https://www.dailyshincho.jp/article/2016/05160505/?all=1詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
誤りに気づいた時に、引き返せる人は本当は強いのかもしれない。大人になるにつれてそうすることが難しいように感じてしまうけど。
著者プロフィール
山崎浩子の作品





