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本 ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784163504803
感想・レビュー・書評
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元陸軍法務官が、2・26事件裁判記録を読んでの所感。
大きく分けると、真崎大将の事件への関わり、軍の命令と服従の関係、2・26事件から離れての、軍法務官やその一員としての著者の苦悩、からなる。
真崎大将は、青年将校の扇動を意図したというよりも、自らの教育総監更迭への不満から統帥権干犯等を主張し、それが図らずも事件へと繋がり、当初は自分に都合の良い帰結を引き出そうとするも、天皇の怒りに恐れをなして、結局自己保身に走ったと見る。
旧軍の命令・服従の考え方や、法務官の在り方なども良くわかった。
バターン死の行進や空襲軍律の話も少し書いてある -
2009年2月25日
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