- 本 ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163504902
感想・レビュー・書評
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◎信州大学附属図書館OPACのリンクはこちら:
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うーん、死は単に隣の部屋に行くだけと…
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金大生のための読書案内で展示していた図書です。
▼先生の推薦文はこちら
https://library.kanazawa-u.ac.jp/?page_id=18354
▼金沢大学附属図書館の所蔵情報
http://www1.lib.kanazawa-u.ac.jp/recordID/catalog.bib/BN13054799 -
「脳が死んでも体で話しかけてくる」自ら命を絶った25歳の息子の脳死から腎提供に至る最後の11日を克明に綴った感動の手記。父と子の魂の救済の物語。苦悩と悲しみをのりこえる。
(1995年)
— 目次 —
百年の孤独
溢れる涙
断章・日記との対話
ぼく自身のための広告
断章・カフカの香り
夜間飛行
脳死・「二人称の死」の視点を -
三葛館闘病記コーナーWith T||493.74||神経症
本作は、災害・事故・公害問題などを手がけていたノンフィクション作家の著者が、次男の自死、脳死を経て、臓器提供への選択にいたるまでの11日間を書いたものです。看護には病気や怪我と闘う患者さん自身へのケアだけではなく、その周囲の人へも大きな役割を持つのではないかと思います。闘病とその先、少し違う視点ではありますが、ぜひ読んでいただければと思います。
(ぶどう)
和医大図書館ではココ → http://opac.wakayama-med.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=28795 -
軽挙な言葉は綴れぬ内容。
柳田邦男と次男の言葉のやり取り、その意味は私の中で「重い問い」を投げかけ続けています。私の生きる様(さま)を正す様に。
装丁を手掛けた伊勢英子さんの仕事にも敬意を捧げたい1冊だと思います。 -
916(闘病記文庫・脳35)脳死
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愛する息子が脳死状態になったときの柳田氏の父親としての苦悩と決意に胸が打たれます。
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柳田邦夫さんのことは読売新聞で「大人が絵本で涙するとき」が紹介されて知った。優しい文体に惹き込まれたが、ご子息が25歳の若さで自死されたことを知り、この本も読んでみたくなった。死というものには、一人称の死、二人称の死、三人称の死があること、脳死についても考えさせられた。あとがきの中で、やはりご子息が自ら命を断たれたクリスチャンである西村先生の手紙「『敗北感にさいなまれる』と言われる気持ちはわかりますが、真実に歩んだ人生に敗北はありません。打ち倒されて低くなればなるほど、見えない神の生命は確かに注ぎ込まれるのです。」に心を打たれた。
著者プロフィール
柳田邦男の作品





