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本 ・本 / ISBN・EAN: 9784163513508
作品紹介・あらすじ
神道や朱子学は日本人の精神史にどのような影響を与えたか-日本人の本質を探究してきた著者の、長年にわたる深い考察から生れた独自の史観のエッセンス。
感想・レビュー・書評
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この巻では、「神道」、「鉄」について多くが書かれている。
古のこの国の人々は、自分たちが生きていく、また生活していく上で「自分たちを生かしてくれるもの」、即ち、大地や空、山や川、海などの自然こそが最も尊い存在である事実を感じ、奉って来たのだろう。
神道は、その思想を興した者を崇めるわけでなく、また本尊といった物なども無い。
自分たちを生かしてくれる自然、そして、その自然が実らせる豊かさこそ、唯一崇高なものだということなのだろうか。
そして、「鉄」であるが、「鉄」が出現したこと、精錬技術の向上が、生活と文化、農や工などの労働に対しても、大きな進歩の一役を担ったことは言うまでもない。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
本の帯には、
神道や朱子学は日本人の精神史にどのような影響を与えたか
そして
「人間の魅力」を収録とあります。
内容ですが
93から99まで神道
109から112が宋学
そして113と114が看羊学
というようなことであります。
日本という国は、一万年も続いた縄文時代で独自の歴史を刻み、「神道」という独自の価値観を保有する民族となり、大陸から伝わってきた「情報」「文明」を日本人社会にあったゆにカスタマイズしてきたわけです。
「宋学」しかり、司馬さんの見立ても感じながら、「この国のかたち」を再読する。
最高の時間の過ごし方だと私は思って読書しています(笑)。 -
神道に教祖も教義もない、で始まる この国のかたち 5。
葦原の瑞穂の国は神ながら、言挙げせぬ国
(万葉集 巻13の3253)
著者プロフィール
司馬遼太郎の作品





