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- 本 ・本 (312ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163515700
感想・レビュー・書評
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ナンシー関初の対談集。お相手は口の悪い民族学者大月隆寛。
92年12月~95年11月までCREAにて掲載。
最初の頃は3歳年長の暴力デブ太郎大月隆寛が言いたい放題でナンシー関は遠慮がち。
ナンシー嬢の歯に衣着せぬツッコミがピシピシ入り、大月氏の鎧が剥がれてくるとさすがの大月氏もタジタジ。終いにゃ、”毎回、地獄で閻魔大王だぁ”とシャッポを脱いだ。
互いに遠慮なくデブ話を振る仲の良さ?波長が合ってるのか?
大月氏って知らなかったけど面白い人ですね。
テレビや芸能のことにもコメント出してた人みたいだけど、ナンシー関との対談で”こいつにゃ適わん”ということで以後、学者おやじに戻ったそうな。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
大月 :「心の一人のナンシーを」ってな。
ナンシー :なんですか。それ。
大月 :いや、みんなどこかでナンシーが見てると思えば、自分で自分にツッコミ入れて、不用意に何かを信じ込んだり、勝手な思い入れだけで突っ走ったりしなくなるんじゃないかと思ってさ。
なんか変だ。なんかおかしい。そんなふうに感じていることを、ナンシー関はわかりやすい形に変えわたしの前に提示してくれる。彼女のいない今、大月さんに倣い、わたしも心に一人のナンシーを持ちつつ世の中をまっすぐにみていこうと思う。
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著者プロフィール
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