『大地の子』と私

著者 : 山崎豊子
  • 文藝春秋 (1996年5月発売)
4.20
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  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163515809

作品紹介・あらすじ

胡燿邦総書記との中南海での異例の会見、労働改造所、未開放地区へのはじめての取材、「三度捨てないで」と叫ぶ戦争孤児たち…。日本中を涙と感動でつつむ『大地の子』、その構想から完成までの八年間の秘話。

『大地の子』と私の感想・レビュー・書評

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  • 今年読んで良かったと思える作品の一つが「大地の子」であった。
    その内容やストーリーは綿密でありしっかりとした読み応えがあるモノである。
    この作品を作るにあたっては約8年の歳月が費やされており、作品が出来るきっかけや過程が山崎豊子の回顧や対談によって理解できるモノとなっている。
    フィクションであり、あくまでも小説であるが、夢物語ではない。こうした歴史を踏まえた作品において、社会や次の世代が知っておく必要のある出来事、隣国の今に至るまでの政治体制など、戦後世代の我々がもっと関心を持って知る必要があると感じた。
    「残留孤児」と当たり前に耳にしていた言葉が、残留=本人の意志でなく、国や軍に取り残された人々に向けて、政府が行動していない事実。「戦後00年」と一区切りがついている感があるが、こういったギャップがアジアの中で未だに受け入れられていない我が国の現実だと思う。

  • 悲しさと優しさが共存しているような話の展開は、涙なしには読み進めることができません。日中戦争、文化大革命、日中国交正常化といった歴史の流れに翻弄される人々…、まさに「壮大な叙事詩」という形容がぴったりです。NHKのドラマも良かった〜。養父・陸徳志の名前の通りの慈悲深さに、僕はかなり感銘を受けたものです。

  • なぜ「大地の子」がこんなにすごいのか、分かる一冊。山崎さんの意気込み、取材方法には、学ぶところ大有りです。

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