虚人 寺山修司伝

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (270ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163516301

作品紹介・あらすじ

徒手空拳で青森から上京し、草倉期のテレビ界を舞台に、さまざまな人物と交流しながら名声を求めた寺山修司。彼の作品-俳句、短歌、ドラマは模倣の連続であった。偶像化された鬼才の知られざる真実。

感想・レビュー・書評

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  • タモリの物真似しか知らなかったが、学生時代からパクリ癖のある人のようで、短歌はもちろん、海外の作品を平気でパクッたり、自分が小説を書いた雑誌に友人の名前で作品を褒める手紙を書くなど、気弱で木訥な文学青年風の裏側には、相当世間に名を売りたかった一面があった人のようだ。今でもこの手の人物は存在する。

    80年に話題になった「のぞき事件」も、実は昔からやっていて、何度も逮捕されていたらしい。きちんと取材してまとめた、これぞノンフィクションという本だ。

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著者プロフィール

1952年生。早稲田大学法学部・第一文学部卒業。出版社勤務後、ノンフィクション作家。著作に、『ムスリム・ニッポン』(小学館。第4回21世紀国際ノンフィクション大賞優秀賞)、『空と山のあいだ』(角川文庫。第8回開高健賞)、『百名山の人』(角川文庫)など多数。

「2009年 『無用の達人 山崎方代』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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