- 本 ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163517506
感想・レビュー・書評
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あさま山荘事件を本件の幕僚長自らが振り返る一冊。
現場の動き、混乱、奮闘がドラマチックに描かれ、
雰囲気や感情に包まれながら、集中して読み切ることができた。
また、あさま山荘事件に至る諸々の事件についても回想されており、
あさま山荘事件の持つ歴史的な立ち位置、意味合いも知れる。
当然客観性には欠けるため、その点は理解しておく必要があるが、
単純に読み物として非常に楽しめた。 -
916
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世代ではありませんが、実際その場にいるかのような迫力のある内容でした!
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赤軍最大の事件あさま山荘じけんについて。
昔は人質一人を救うのに警官が何人も死ぬのは非合理だ、と考えていたが、大きな間違いだったと思う。そもそも警察が当時持っていた機能や方針は、人を死なさず治安を守る。そのための機能ということを徹底していた。
あの大所帯の組織を切り盛り調整して一つの目的に力を結集させるとはさすが佐々さんだなと感じる -
図表がもう少し詳しいと良いが、いずれにせよ、迫力、現場力。
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読んだのは文庫の方だった。あさま山荘事件を知らない世代が読んでも面白かった。映画化されたが、映画になる前に読んでいた。
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小池真理子さんの「恋」を読んで「浅間山荘事件ってなんだろう?」っと思い、この本を手にとりました。
この時代・・この方々の思いもあるのかもしれません・・。でも、犯罪を犯さず自分の意見を通して欲しかったと思います。
著者プロフィール
佐々淳行の作品






つい生まれる前の事件、て言葉に反応してコメントします。
小学生でした。先生が授業を中断してテレ...
つい生まれる前の事件、て言葉に反応してコメントします。
小学生でした。先生が授業を中断してテレビ(この頃はNHK学習番組を見るために各教室にテレビが置かれていた)を見させたんです。この本で言及があったかもしれませんが、そのことの影響は圧倒的でした。SNSの現代の比ではなかったかもしれません。ものすごい「戦略」だったとつくづく思います。
この後、「学生運動は怖い」という「空気」が圧倒的に広まりました。「大学に行っても学生運動だけはするなよ」。私の大学時代は「しらけ世代」と言われています。そういう意味では「歴史の転換点」でした。今回の安倍殺害が、そういうことになるかどうかはわかりません。内ゲバで殺し合うのは論外ですし、彼らの革命戦術は大きな間違いでしたが、この時から急速に若者は社会に物申す存在ではなくなっていったことは、おそらく日本の不幸だった、ひいては「平和」の後退だったと思います。
すみません。
単なる老人の愚痴です。最近の問題意識を此処でぶちまけてしまいました。
そして、はじめましてですね。
いつもいいねありがとうございます。
そして、コメント頂きありがとうござ...
そして、はじめましてですね。
いつもいいねありがとうございます。
そして、コメント頂きありがとうございました
。
約90%もの視聴率で中継されてたんですよね...
そんな中での銃撃戦、しかも「学生運動」というぐらいで、犯人達は学生を中心とした若者達。
大学に立て篭もるのみならず、どんどん過激な奴らが現れ、銃を奪い、爆弾を使う...
今よりも政治に対し真剣に考える若者が多かったのでしょうが、訴え方を完全に間違えていましたね。
暴力では何も変わらないし、変わったとしてもそれは暴君による恐怖政治以外の何者でも無いと思います。
今の日本では考えられないと思いながら、そんな最中に起こった先日の銃撃事件。
ながらく積読となっていた本書を手にしたのはそんなタイミングでした。