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Amazon.co.jp ・本 (272ページ) / ISBN・EAN: 9784163530208
みんなの感想まとめ
多様な資料を駆使しながら、さまざまな時代や人々の日常生活を織り交ぜた文章が展開され、しっかりとした骨格を持つため非常に読みやすい作品です。著者の情熱が伝わり、読者はその魅力に引き込まれます。作品を通し...
感想・レビュー・書評
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様々な資料を使い、年代も人も行ったり来たり、各々の日常生活をも紐解きながらの文章なのに、骨格がしっかりしていてとても読みやすい、作者の情熱に引きこまれる。
「・・・自分も狂うかもしれないという被害者意識。この二つの相反する意識が芥川文学に流れる通奏低音ではないだろうか。相矛盾した世界は必然的に曖昧になる。不安の出処も曖昧で、”ぼんやり”とせざるをえない。」詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
『Xという患者』の参考文献として挙げられていたので気になり、あまりの面白さに一気読み。
学生時代『唯ぼんやりとした不安』という言葉は「わかるようなわからないような、いやわからない」と思っていたけれど、彼のことを知るほどに、一言では言い表せないような深い闇が浮かび上がる。他人に問われればそうとしか表現しようがないのだろうなということも。
そして昭和2年と令和2年にいくつか不穏な共通点を見出してしまい、彼の生きた時代の空気もこんな感じだったのかな、と思いを馳せる。
時折文壇の男たちの仲が良すぎる場面も描かれていて微笑ましく、少しだけほっとした。 -
主治医のスタンスを超え、芥川と昵懇の下島勲(いさおし)医師。その日記に、誰ひとり注目していなかったのは不可解だ。
達筆すぎて読めない日記の解読を縦糸に、死へ向かって逡巡し、疾走する芥川の動きが描かれる。
自殺に至る要因が多すぎて、真犯人が特定できない。私なら5回は死んでいるだろう。
芥川が周囲から愛されていた様子が窺えて、一つの涼味になっている。 -
芥川の自殺を医学的見地から分析。
主治医の下島勲氏の日記から紐解く。
大変面白かったです。
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