対談集 失われた志 対談集

  • 文藝春秋 (1997年1月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (296ページ) / ISBN・EAN: 9784163530901

みんなの感想まとめ

戦争と敗戦を経験した著者が、組織や権力に対する疑問を通じて志を問い直す対談集は、読者に深い思索を促します。著名人との対話を通じて、リーダーシップや組織の在り方についての洞察が得られ、特に「志」と「覚悟...

感想・レビュー・書評

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  • 戦時中の軍隊での体験から、組織に疑問を持ち、それが小説を書くきっかけになったという城山三郎の、小説家を始め各界の著名人との対談集。
    戦争そして敗戦を経験した日本が、権力のはびこることを許さない社会をつくることが夢であり、初心であり、志であったはずが、その志はどこへ行ったのか、と読み手も襟を正すべき、テーマの対談。
    ではあるが、
    組織とは、リーダーのあるべき姿とは、等々に関心を持った初読時に比べ、19年ぶりの再読では、まことに卑近な個所が印象に残った。
    佐江衆一氏との対談『老い方の研究』で、寿命が延びたとの話からの、城山氏のこんな発言。「・・・その時間を持て余す恐怖なんてことを言う人もいるが、私は好きな本があれば、こんなに楽しい時間はないと思う。本が最良の友だと思いますね。」思わず、御意!!と。

    • 杜のうさこさん
      hongoh-遊民さん、こんばんは♪

      私も同じく御意です!
      慌ただしい毎日、いかに本を読む時間を生み出せるか戦いの日々なので。(笑)...
      hongoh-遊民さん、こんばんは♪

      私も同じく御意です!
      慌ただしい毎日、いかに本を読む時間を生み出せるか戦いの日々なので。(笑)
      梅雨の今、雨はそんなに嫌じゃありません。
      しとしと雨の音を聞きながらの読書、好きです♪
      洗濯物には困りますが…(笑)
      2016/06/13
    • honno-遊民さん
      杜のうさこさん、コメントありがとうございます。
      「しとしと雨の音を聞きながらの読書、好きです」御意、御意です!(笑)
      杜のうさこさん、コメントありがとうございます。
      「しとしと雨の音を聞きながらの読書、好きです」御意、御意です!(笑)
      2016/06/13
  • 180207「志」の勉強も良い 気持ちが爽やか
    城山三郎さんに嵌まっている 塩野谷先生の名前も出てくるから楽しい
    私は本当に良い学校に学ばせて頂いた
    そして塩野谷先生初め、良き先輩・同期・後輩に恵まれたと思う
    Q3、アイセック、塩野谷ゼミと、ポイントは押さえて四年間学んだ

    城山三郎さんは、リーダーたるもの、志と覚悟
    昭和の軍隊のような腐った組織を嫌悪する 絶対権力の腐敗
    「大義の末」 注文したところ ぜひ読んでみたい
    勉強しないで批判をするのは軽率の極み

    浜口雄幸首相と井上準之助蔵相 バブルの日本を憂えて緊縮財政
    金解禁による経済スリム化
    軍事予算の削減・疲弊した農村地方経済から暗殺に倒れる
    高橋是清首相 
    財政拡大によるケインズ経済のさきがけとなる
    日銀引受けで金融緩和のイメージ強いが、日銀資産は膨張していない
    日銀の国債は徐々に民間に売却
    財政拡大で増やした軍事予算を削減しようとして暗殺された

    翻って現代 アベノミクスという甘いクスリは我々をどこへ導くのか
    五年の月日で、経済は小康状態というが、積上げた債務は天文学的

    日本は再度敗戦を迎えるのか?

    面白かったデータ
    敗戦による国富の損害 80兆円
    バブル崩壊による国富の損害 100兆円
    我々は定期的に「巨大な毀損」を必然とするのか・・・

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著者プロフィール

1927年、名古屋市生まれ。海軍特別幹部練習生として終戦を迎える。57年『輸出』で文學界新人賞、59年『総会屋錦城』で直木賞を受賞。日本における経済小説の先駆者といわれる。『落日燃ゆ』『官僚たちの夏』『小説日本銀行』など著書多数。2007年永眠。

「2021年 『辛酸 田中正造と足尾鉱毒事件 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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