身捨つるほどの祖国はありや

  • 文藝春秋 (1998年7月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (296ページ) / ISBN・EAN: 9784163541105

みんなの感想まとめ

社会問題を鋭く掘り下げた小論集で、歴史や人権、少年犯罪、安楽死、クローン、中絶など、現代日本が抱える多様なテーマに切り込んでいます。特に「死の自己決定論」批判においては、個人とその周囲の人々との関係性...

感想・レビュー・書評

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  • めっちゃ面白かった!!!

    あすぱらさんが同タイトルの別本を買ったってmixiで言ってて、図書館で予約したら、こっちが来た(まさか同タイトルなんてあると思ってなかったし(^^;)
    …したら、面白くって面白くって!

    もちろん、全て同意見じゃないし、そうである必要もないけど、
    一つの物事に対する論拠がきちっとあって、それを非常に解り易く文章にしているところがイイ!

    「原理の不動」「論理の一貫」が信条なのは解るけど、「…だって人だからサ、それとこれとは一旦切り離して考えない?」って思う所あるけど、だからこそ読み手には究極解り易いんだろうな。
    例えば、彼が父親とかだったら面倒くさいけど、論説を読むには上等♪

    意外な展開で良い本に出会いました。

  • 寺山修司の短歌。たしか
    「マッチ擦る、つかの間、海に霧深し、身捨つるほどの祖国はありや」
    という句だったような気がする。
    短歌のことなんて、全く知らないけど、この句だけは、好きなんだ。情景が目に浮かぶよう。
    んーで、これを題名にした、この本も、なかなか内容が良かったことは記憶してるんだけど、なにしろ、すげー昔に読んだから、ほとんど忘れてる。
    宮崎哲弥の本は好きだな。感性が近いのかも。

  • 宮崎哲弥はちんちくりんだけど、すごく分かりやすい評論家だと思う。これ読んで再確認した。でも良識があるがゆえに相対主義で終わることが多い気もする。例えば、藤岡信勝(ようするに、未来の「新しい教科書をつくる会」)批判の部分も、ま、気持ちは分かるんだけどさ、結局歴史認識は相対的にしかできないじゃん、だからこそ意味があったりなかったりするわけだけどもさ、ということを言っていて(たぶん)、でもそれを言っちゃあおしまいよ、ってなる。それも分かってると思うし、そういう意見も大事なんだけどさ。でも、とにかく分かりやすく各論陣を紹介していると思うし、本当に頭がいいんだと思う。ちんちくりんだけど。

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著者プロフィール

宮崎 哲弥(みやざき・てつや):1962年、福岡県生まれ。慶應義塾大学文学部社会学科卒業。テレビ、ラジオ、雑誌などで、政治哲学、生命倫理、仏教論、サブカルチャー分析を主軸とした評論活動を行う。著書に『仏教論争――「縁起」から本質を問う』(ちくま新書)、『ごまかさない仏教――仏・法・僧から問い直す』(新潮選書、佐々木閑氏との共著)、『知的唯仏論』(新潮文庫、呉智英氏との共著)、『教養としての上級語彙――知的人生のための500語』(新潮選書)など多数。

「2026年 『『100万回生きたねこ』のナゾを解く』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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