国家なる幻影 わが政治への反回想

  • 文藝春秋 (1999年1月22日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (672ページ) / ISBN・EAN: 9784163547305

みんなの感想まとめ

政治の舞台裏や時代の変遷を深く掘り下げた回想録であり、著者の個人的な体験を通じて昭和から平成にかけての日本社会の動きが描かれています。特に、著者が政治家として直面した出来事や、その時代背景に関する詳細...

感想・レビュー・書評

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  • 1967年に読売新聞の依頼でベトナム戦争の取材をしてから政治を志し、1995年に議員を辞めるまでの本人の回想録。

    石原さん本人目線の話にはなるが、思ってた以上に読み応えがあり、昭和→平成までの社会の動きについての勉強にもなった。
    特にこの年代は私も生まれる前から学生時代なので聞いたことはあっても細かいところまではよく理解していないことも多いので改めて時代背景から起こった事の内容、更に政治家として内側から見たこと
    まで書いてあり面白かった。

    日本の政治についての見解はまさにおっしゃる通り、と思う反面、これが書かれた1999年から20年以上経った今もここで話されている問題点や危惧が全く変わっていないことが不思議。
    たぶん少なくない人は同じように思っているはずなのに…理想といざ動かすとなると違うのか…と思いつつ、自分が政治家になったとして石原さんみたいには立ち回れないだろうと思うと、日本人としての限界というのもあるのかもしれないかな、とも。
    結局、自分の延長にしか政治は存在しないのだろうなぁ。

    作中、結構いろんな人のことを痛烈に書いてあり、そういうところは時代だなー、というか、なんか母を思い出す。
    他人に対して悪くいう事もウィットのうち、みたいな年代だよな…もう私の年代だと関わらない方にベクトルが向くから。

  • この本の内容は本当のことなのでしょうか
    石原慎太郎峻だけが知っていることなのでしょうか
    政治家たちがこれらをすべて知った上で高度しているとしたら茶番すぎる
    都知事として何をやるかよく見ておきたい
    平静11年8月16日

  • とにかく思想が強すぎて思わず感化されそう。
    それと過去の政治の事件やスキャンダルに関するリークも多数で読みごたえがあった。
    自分は決して右では無くどっちかと言うと左なのだが石原氏は日本のチャーチルだと思う。

  • 1週間かけて通勤電車の中で読んだ。
    「国家なる幻影」という言葉から国家論的なものを期待してはいたのだが
    回想録でした。
    著者の国家論を読みたかったので期待したものを読んだというわけではなかったが、佐藤政権以降の自民党史として興味深く読めた。
    一冊の本の読み物としては、暗殺されたフィリピンの政治家・ベニグノ・アキノ氏との友情と交流が描かれており、アキノ氏の暗殺直前でのエピソードがクライマックスとなっている。
    心動かされた。くわしくは自分のブログに書いた。

  • 「宦官(かんがん)」への理解はこの著作により身につきました。「纏足(てんそく)された娘」も同じく。「あいつは“宦官”だ!」とか「あいつは“纏足された娘”のように可愛そうな奴だ!」等とよく酒席の議論(口論?)の時などに知ったかぶりをして使わせてもらっております。

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著者プロフィール

1932年神戸市生まれ。一橋大学卒業。55年、大学在学中に執筆した「太陽の季節」により第1回文學界新人賞を受賞しデビュー。翌年同作で芥川賞受賞。『亀裂』『完全な遊戯』『死の博物誌』『青春とはなんだ』『刃鋼』『日本零年』『化石の森』『光より速きわれら』『生還』『わが人生の時の時』『弟』『天才』『火の島』『私の海の地図』『凶獣』など著書多数。作家活動の一方、68年に参議院議員に当選し政界へ。後に衆議院に移り環境庁長官、運輸大臣などを歴任。95年に議員辞職し、99年から2012年まで東京都知事在任。14年に政界引退。15年、旭日大綬章受章。2022年逝去。

「2022年 『湘南夫人』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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