21世紀 知の挑戦

  • 文藝春秋 (2000年7月7日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (272ページ) / ISBN・EAN: 9784163564807

みんなの感想まとめ

科学と人類の未来を見据えた本書は、20世紀の総括と21世紀の展望をテーマに、遺伝子治療やサイエンスと経済の関係について深く掘り下げています。特に、TBSの特番「ヒトの旅、ヒトへの旅」を基にした内容は、...

感想・レビュー・書評

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  • 本書の冒頭に出てくるTBSの特番「ヒトの旅、ヒトへの旅」が放送された当時、自分は大学院進学のために上京して1ヵ月ちょっと経った頃であり、それまでとは環境が大きく変化していたこともあり、当時の記憶は今でも鮮明とまではいかないがけっこう記憶に残っている。もちろん立花隆が中心的な役割を担っていたこともある。

    それはさておき、本書はTBSの特番では収まり切らなかったものが主に収録されている。20年あまり前の話であるが、特に遺伝子治療やサイエンスと経済など、現在、ここで予想している通りにほぼなっているものもある。

    遺伝子組み換えについては議論もあるが、今現在と比較しながら読むと楽しめるだろう。

  • 20世紀が人類の歴史にとってどれだけ、革命的な変化をもたらしたのか、今更いうまでもないことですが、今の私たちにとっての常識が僅か100年前には全く存在しなかったという事実の前に愕然とします。現在が永遠に続くように錯覚していることが大きな間違いだと感じました。通勤電車、車、飛行機、核兵器、TV、私たちが初めて知った相対性理論と宇宙(可視の世界から電波で見る宇宙へ)、遺伝子技術、ヒトゲノム。20世紀が終わろうとする今、次の100年は更に予想がつかないのですが、著者が書いているように科学への否定的な印象を持っている子どもが増え、理科が嫌いという比率が増している日本の将来は暗いと思わざるをえませんでした。ツングースカ大爆発の話は初耳でした。興味深いですね。

  • TBS「ヒトの旅、ヒトへの旅」での取材を基に、20世紀の総括と21世紀の展望という大きな流れで科学をとらえた内容。
    前半では知識の総ざらいはできた。後半は飛ばし読み。

    研究費の申請は日本では、世界のどこでもやっていない研究よりも、アメリカでもヨーロッパでもやっている研究の方が通りやすい。
    日本の政府の委員会は、メンバーが役所の都合にあわせて選ばれ、情報公開が十分でない。また、役所は答申を尊重せずに法制化する傾きがある。
    環境問題の深刻化によって、ヒトは盲目的行動者から世界のマネジメントに自覚的に関わる世界の世話役へと自己を変貌させようとしている。人類史における一大転換点に立っている。
    責任行動者は、未来を予測し、変化をつねにモニターしながら現在の活動を絶えず修正していくといったフィードバックを続けることによって、最適な未来を実現しようとしていく。

    氏の天職は、難しいことをやさしく語ることにあると思っている。

  • 教育レベルの低下がどういう影響を及ぼすのか。もっと科学に目を向けよう。

    特に医療の世界では夢が広がるし、こわい一面もあるということがよくわかった。21世紀になり十年たったが、最新の技術がどうなっているか知りたくなった。

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著者プロフィール

評論家、ジャーナリスト、立教大学21世紀社会デザイン研究科特任教授

「2012年 『「こころ」とのつきあい方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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