ぼくが読んだ面白い本・ダメな本 そしてぼくの大量読書術・驚異の速読術

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 323
レビュー : 22
  • Amazon.co.jp ・本 (408ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163573106

作品紹介・あらすじ

この本一冊で三百冊分の威力!立花隆の知的宇宙を大公開。

感想・レビュー・書評

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  • 改めて読む本。
    最後の、捨てる技術の本を一刀両断した項目のみ読了。
    もう、ボッコボコに書かれていて痛快。
    強迫神経症の人が、楽しい消費生活が送りたいがゆえに、手段として捨てることを提案しているだけ。それも、下剤でスッキリしよーと呼びかけているようなもの、と。
    フローとストック、人類社会史の中核にはストックがあった。
    ポテンシャルの有無は持ち主の主観による、というくだりには、先日もあった、捨てさせたい娘と肯首しない母親の相談の本質というか、解決策が見えた気がしました。
    ポテンシャル廃棄思考の誤り。最後には捨てるべきは政治家閣僚では、まで至り、新型コロナのあれこれで問題が顕在化した様々な不備も、ポテンシャルを捨ててきたことにあるのか、と。
    前半部分も近日読みたい。

  • 立花隆さんの著書。
    割とこの型の言い回しは好きな方なので、読んでみた。

    週刊文春の中で連載されている「私の読書日記」1995年11月30日号〜2001年2月8日号までの内容。

    確かに大方の本は「暇人の暇つぶし的存在」と言われるが、そうなのであろう。

    著者は、ストーリーを追っていかねばならない物語的なフィクションはほとんど読まずに、ノンフィクションや、最近は最新の本の探検をもっぱらしているらしい。

    その中で猛烈な速さでの、速読術を始め、読んでみることを勧める本、そうでない本を紹介。

    いくつかメモる。

  • これが教養という事なんだろうなあと。
    あらゆるタブー、エログロナンセンスも超えて、縦横無尽に興味尽きるまで世界をインプットするストイシズムとユーモア。
    好奇心無い人には全く交わらないものが教養かも知れない。

  • 著者の読書法、それと情報の取捨選択についての論文と様々な本を紹介した本。

    目次
    <blockquote>序 宇宙・人類・書物
    私の読書日記―1995.11~2001.2(宇宙樹、奇術、日本殱滅 /オウム、ニュートン、世紀末芸術 /官僚腐敗、聖骸布、アラキ ほか)
    『「捨てる!」技術』を一刀両断する
    </blockquote>
    正直、ハードカバーは読みづらいのであまり好きではないです。しかし一方で、ハードカバーの本ほど、中身が濃くて勉強になることが多く、タイトルからアンテナにかかった本はつい読んでしまうのです。
    相反してますけど。

    さて、この本は序章と最後の論文以外は様々な本の書評になってます。
    序章ですが、著者独特の読書法について述べており、これは結構参考になります。
    しっかし、これが結構長くかかれてて、引用して書くのがまた難しい……。
    <blockquote>速読術の本を読むと、眼の訓練など、さまざまなテクニックが解説されているが、基本は、テクニックより熱中である。脳の働きは、熱中している対象に対しては、何倍も働きがよくなる(情報処理スピードがあがる)。だから、熱中して本を読んでいるときは、自然に速読ができている。
    </blockquote>
    熱中。これはある意味で正解かもしれない。最近の速読書では更にひねって脳科学を持ち出しているのだけれど、誰にでもわかりやすくいうとすると熱中という言葉がぴったりだと思う。
    また、同じように文章構造のことや、キーワードを押さえた飛ばし読み法を提言しているあたりは、あまり他の本と変わってなくて、ただ著者なりの追加意見・感想があるあたりぐらいしか参考にならなかった。

    それから、捨てる技術のほう。これはライフハック的にも結構取り上げられるキャッチーなテーマなのですが、実際扱いやすいモノを捨てるか取っておくかというのは、難しい問題です。
    著者は貯める事に対して、<u>前時代からの思考パターン(もったいない感とモノは沢山あるべき思想)と、無用の用、つまり冗長性の価値</u>を意見として述べてますが、これも一面では正しい。まぁ……この論調では、くどいくらいに叩いてるので、叩かれた側に同情すら感じますけどね。
    ただ、物理的に情報は多いと複雑化しやすいので、その管理ができない状態というのは好ましくないです。
    管理できないほど蓄えてしまった情報は、それ自身が更に増殖して始末に終えない。
    いや、モノであったとしても、既に持っていることを忘れて新しく買ってしまったり、過去に発売されたモノを多少ひねった程度の商品を新しいものと思って買ってしまったり、そういうことが多々起こる。
    そこが上手く管理できるのならば、持つことは悪くないと思うけれど……。
    管理できないほど増えそうなら、やはり捨てるしかないのではないかと思います。

    さて、書評の部分ですが、これがまたなかなか面白かった。
    何が面白かったかというと、まず扱っている対象の本の分野の広さ。ここまでいろんな本をミソもクソも一緒に紹介してしまえるな……と思った。それと、書評の締めと次の本の始まりが、妙に同じテーマでくっつけているところも上手いと思う。これは正に本のDJだな……。そこが面白いので、読みなれてしまうとブレーキがかかることはあまり無かった。
    ただやっぱりハードカバーだから読むのは少し辛いし(途中で頭がキンキンしてた。要は疲れ。)、読みきってもこの本を読みたいというのはあまりなかった。というか、極端な専門書を紹介されてもなぁ……。まぁ、この本が古いから、対象となる本がやや古いので、今から読む必要があるかどうかというと、よほど専門的にテーマを深堀りするのでなければ不要かな。
    それでも、昔にこれだけのことをやれてしまう人は、そりゃあ名前が有名でもしょうがないかなぁと感じた。
    今ではその価値はやや薄くなって、博識であるよりも、ネットにどれだけ早く価値の高い情報が出せるかというところになってる感じがする。

  • 1

  • 立花隆さんが週間文春に連載している「私の読書日記」をまとめたものと、読書法などを追記したもの。

  • 2017年2月27日読了

  •  いわずと知れた知の巨人の読書遍歴を開陳したもの。
     「僕はこんな本を読んできた」の続編的位置づけの書である。

     確かに、週刊誌の書評が元ネタとなっているが、その範囲の広大さに開いた口がふさがらないほどである。
     しかも、中高時代を含めてだが、学生時代の蓄積の差を如実に感じさせられてしまう。
     そもそも学生時代には、哲学書などほとんど読んだことはなく(今もですが…)、とても追いつけそうにない(当たり前か…)。

     個人的には、ブックガイドとして活用させてもらうことが多いか。

  • とにかくすべてのページをくって、目を通す。
    パラグラフの一番最初の文だけ読む、余裕があれば、最後の文も。

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著者プロフィール

1940年生まれ。東京大学文学部仏文科卒業後、文藝春秋入社。66年退社し、東京大学文学部哲学科に学士入学。その後ジャーナリストとして活躍。
74年、『文藝春秋』誌に「田中角栄研究 その金脈と人脈」を発表。79年『日本共産党の研究』で第1回講談社ノンフィクション賞受賞。83年、第31回菊池寛賞、98年第1回司馬遼太郎賞を受賞。
著書に『中核vs革マル』『宇宙からの帰還』『「知」のソフトウェア』『サル学の現在』『臨死体験』『ぼくはこんな本を読んできた』『天皇と東大』など多数。

「2020年 『自分史の書き方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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