- Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163576701
感想・レビュー・書評
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リーダーたちの言葉を知りたくて読書。
瀬戸大橋の杉田さん、薬師寺金堂の西岡さん、ホテル・ニュージャパン火災の高野さん、東京タワーの桐生さんのエピソード、言葉が印象に残る。
放送当時に見た番組内容を思い出しながら読むことができた。
利己を超えた利他、目的意識、信念の凄みを感じる。
遠く及ばないが、1つでも学べる部分があれば学び実践できたらいいと思う。
読書時間:約55分詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
青函トンネルの大谷、ホンダCVCCエンジンの久米、富士山レーダーの伊藤、瀬戸大橋の杉田、東京タワーの桐生、黒四ダムの中村たち。建設作業、設計に携わった人のリーダーたち。いずれも寡黙な雰囲気を放ち、職業に誇りを持つ男たち。私たちが当然のように見ているインフラ建築の背後にあっての苦労がほんとうに地味な働きだと思います。言葉としては一番素晴らしいのは南極越冬隊長の西堀栄三郎氏の言葉。以下引用します。「人材を育てる方法はただ一つ。仕事をさせ、成功させることである。成功体験が人を育てる。さらに大きな仕事をさせる。人と仕事の美しい循環を成立させることである。」「チームワークの要件は、目的に対する共感、誇りと恥の意識である。過度の功名心・功名の独り占め意識はチームワークの大敵である」「同じ性格の人たちが一致団結していても、せいぜいその力は『和』の形でしか増さない。だが異なる性格の人たちが団結した場合には、それは『積』の形でその力が大きくなるはずだ」「チャンスは逃がすな。まず決断せよ。石橋を叩くのはそれからである。」「個性は変えられない。能力は変えられる。」
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森本 隆司 さん推薦
「カッコいい大人の宝石箱のような本です 早く大人になって働きたい♪とワクワクする本です 文明塾の学生にも薦めています」 -
複数名の先輩が登場され、自分を家族を犠牲にし、仕事に拘りを持ち続けた行動に、非常に感銘を受けた。正直、涙を流しながら一気に読んでしまった。人生の先輩達の姿勢を見習いたい。
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「プロジェクトX」に登場した名編から、いい言葉を選りすぐった名言集。
番組は末期に色々とあって晩節を汚す感じで終わってしまいましたが、登場した人たちの偉業と言葉は本物です。
サラリと読めるのでおすすめ。
今は文庫版が出ているので、コストパフォーマンス的にもそちらがお勧めでしょうね。 -
8月20日 ~ 8月25 日
今井 彰による前書きがすべてを言い尽くしている。
”時代の巡り合わせのなかで、普通の人生を送ってきた中間管理職や家族の長が、時として、想像を遥かに超えた闘いの中に身を置くことがあります。部下の人生や会社の命運、すべての責任を背負い、ひいてはそれが次世代に託すかけがえのない未来であった時、リーダーとしてその闘いにどう立ち向かっていくか。その時、自分の人生そのものも問われるのです。”
自分がこの番組に理想のリーダー像を求めているように、後輩もそんなリーダーを求めているのだとすれば、胸に刻まなければならない(学ばなければ成らない)のはこのリーダーたちの言葉であり、それを実践できたと思ったとき吐いた一言が新たなリーダーの言葉として語り継がれるのであろう。 -
大時代的なところがあるとわかっていても、放送初期のはやっぱり感動します。
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・「愛でしょうね、仕事に対する。
お金とか名誉とかってのは、あんまり考えないですよね、われわれは」
・「木の癖組は人組なり。人組は人の癖組なり」
・「とにかくやってみなはれ。やる前から諦めるやつは、一番つまらん人間だ」 -
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薬師寺金堂 棟梁 西岡 常一
「木の癖組は人組みなり。人組みは人の癖組なり。」