先崎学の浮いたり沈んだり

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163586403

感想・レビュー・書評

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  •  『うつ病九段』でも感心した先崎九段(本書執筆時は八段)の文章力・表現力、失礼ながら最終学歴が中学校とは思えない。活字中毒の域に達した読書家だと知り、合点がいった。「十七歳で島田荘司さんの『占星術殺人事件』を読み、以後ミステリーばかり読むようになった」というのは好感が持てる。

  • 20150729読了。

  • 当時A級を張っていた先崎八段のエッセイ。多才故、将棋にだけは入り込めないモヤモヤがうかがい知れる。同業者への尊敬の念が書かれることも。島八段のマジメさ、森九段の勝利への執念、郷田八段の剛直さ。詰将棋作家への畏敬の念も。
    花村九段と芹沢八段の、盤外での舌戦も面白い。
    FAXを送るのが嫌いなので自分で持ってくる郷田八段はスゴイ。徹底している。

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著者プロフィール

先崎 学(せんざき まなぶ)
1970年、青森県生まれの将棋棋士。九段。
エッセイストの側面もあり、多くの雑誌でエッセイ・コラムを持つ。羽海野チカの将棋マンガ『3月のライオン』の監修を務め、単行本にコラムを寄せている。
著書多数。代表作に『フフフの歩』、『先崎学の浮いたり沈んだり』、『うつ病九段 プロ棋士が将棋を失くした一年間』など。

先崎学の作品

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