小さなスナック

  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (301ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163592503

作品紹介・あらすじ

リリー&ナンシー、最初で最後の対談集。

感想・レビュー・書評

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  • 時間があれば

  • リリー・フランキーさんは、故ナンシー関さんの書く字が美しい、と、絶賛。
    賛美、と言っていい、
    「何かあるよね、こういうの。」

  •  ナンシー関が死の直前まで連載していた雑誌の対談。最後は急死に合わせリリー・フランキーが追悼文を書いている。内容的にはまあ、特にどうということはないが。

  • 笑えるのにみっちりと読み応えのある対談。
    リリーさんの求めるカッコ良さが随所に見えて面白い。
    入れてもいない川魚の匂いのするカレーってどんななんだ。

  • 何気ない雑談であっても、ナンシー関とリリー・フランキーの2人となれば、ニヤリとしてしまう。クレアで連載されたエッセイをまとめた本ですが、その途中でナンシー関さんが急逝し、最後の回はリリーさんの追悼文となりました。

    文中に出てくるリリーさんの「おかん」の話も、「東京タワー」を読んだあとでは、ぐっときます。

  • 初めてラジカセ買ってもらって・・・。 
    家族の会話を隠し撮りしてたナンシー関と、
    自分のラジオ番組作ってたリリーフランキー。
    やっぱこの人たち面白いですね。
    真似できそうで出来ない、2人の発想力と行動力の面白さを堪能しました。

    ナンシー節は相変わらず、同じセンスを持つ姉と弟って感じがまた面白い。

    しょっちゅう遅刻したり、済んだ事を愚痴愚痴言うリリーに、ナンシー関は
    「しょーがないねぇ、この人は。」
    と言っていつも笑ってた、とのエピソードにナンシー関の魅力がUPです。

    世のなんとなくもやもや引っ掛かってることを、やさしく的確に言い当てる痛快さはお見事って感じです。

    ナンシー関の逝去まで続いたCREA誌上での2人の対談集です。

  • この本は、リリーさんがみうらじゅんとかYOUとかと話しているときとは違ったトーンで対談をしている。

    いつまでたってもやんちゃなリリーさんに対して、しょうがないね~、っていうお姉さん(お母さん)スタンスのナンシーさんっていう構図だけど、落ち着いて対等に話せるけど甘えられもする存在って精神安定剤として必要だと思うのだ。
    そして奇しくもナンシーさんはこの対談中に急逝する。

    リリーさんは、いまはオカンもナンシーさんもいなくて、寂しいんじゃないかな、ちゃんと誰かに甘えられているのかなと私は一人で勝手に心配になる。

    私がこの本を読んだ日がナンシーさんの命日だったのも何かの力がはたらいていたのかもね。これはほんの一昨日の話。
    (もしやと思って、命日調べたら、6月12日で、なんか知らんがやっぱり、って思った)

    それはともかく、リリーさんの飼ってたオスのウサギ二匹が、片方をメスに見立てて交尾を始めると言うゲイカップルになってしまって最終的にホモをこじらせて死ぬ、という回が最高に面白かったです。

  • ひねくれた人のエッセイなどが好きなので、この本にも興味を持ちました。といっても、ナンシー関さんについては「消しゴム版画の人」程度の知識しかなかったのですが。

    この二人だと、リリーさんの方が問題児っぽかったですね。地に足が着いていなさすぎ(笑)。
    ネタが古い+世代の差によるギャップでよくわからない部分もあったけど、いい意味でダラダラとした雰囲気が伝わってきて、対談集として良かったと思います。

  • おかしくて、やがて悲しき・・・というかな。
    ナンシーさんとリリーさん、対談の中で感受性について語っていらしたけど、彼らもまたインテリジェンスと細やかな感受性を持つ方々。
    切り返しの絶妙な技も、それゆえだろうし・・・毒舌とか一刀両断みたいな表現はちょっと違うと思うな。イラストも対談もコラムも、新作を見ることがもうできないのは残念です。(2011年9月17日)
    2014年6月23日 再読

  • この対談はもっと続いて欲しかったねぇ。せっかくふたりともノってきてたのに。本読みながら声出して笑うってのも珍しい体験。

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著者プロフィール

1962-2002 青森県生まれ。法政大学中退。消しゴム版画家。雑誌のエッセイや対談でも活躍中。著書に『ナンシー関の顔面手帖94夏』『信仰の現場』『小耳にはさもう』ほか多数。

「2014年 『語りあかそう』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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