アンネの日記 増補新訂版

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  • 文藝春秋 (2003年4月10日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (600ページ) / ISBN・EAN: 9784163596105

みんなの感想まとめ

思春期を隠れ家で過ごした少女の心の成長と葛藤を描いたこの作品は、読者に深い感動を与えます。アンネ・フランクの日記は、彼女が家族や周囲の人々との関係の中で感じた喜びや悲しみ、恋愛のドキドキを赤裸々に綴っ...

感想・レビュー・書評

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  • この本はずっと読みたかったけど読んでこなかった本です。アンネ・フランク自体は小学生の頃に伝記を読んで知っていたけど日記は読んでいなかったです。思春期の2年間を隠れ家で過ごしたアンネ、家族や他の住人と仲違いをしてしまったり、ペーターに恋をしたりなど読んでいてすごく刺激的でした。最後まで読んだとき、「ここでアンネの日記は終わっている」という文を読んだ時、唐突に終わりが来てしまい悲しくなった。残念ながらアンネは戦争が終わる前に亡くなってしまったけどアンネは日記のたくさんの読者の心の中で生き続けているのかなと感じました。すごく素敵な本でした。

  • 調べたら、アンネが生きていたら97歳、日本で言えば昭和4年生まれになるそうだ。現代なら長生きできたであろうこの聡明な少女が、戦争の波に飲み込まれてしまった事が本当に悔やまれる。アンネと同じ年頃に一度この本を読んで、平和への願いを強くした。大人になり、再読してみると、同世代の頃には気付かなかったアンネの精神的な成長に驚いた。13歳の文章と15歳の文章では視野の広さや思いやり、世界情勢の捉え方等、少しずつ変化がある。アンネはいつか夜が明ける事を願い、日記の中で今も生きている。

  • 2週間かけてやっと、、、完読しました。
    約600ページある本なので根気がいるかなと
    思いましたが
    アンネの文書と私の読むペースや息が途中からあったのか苦痛なく読み進めることができました。
    多感な時期を隠れ家で過ごしたアンネですが
    最初の文書と最後の文書では見違えるほど文書の内容と質が上がり、多方面から色々な視点を捉えていて14歳だとは思えない文書に驚かされます。
    大人の女性になるために途中色々なこと(身体のことや反抗期)についても赤裸々で自分の青春時代とすり合わせをし、こんな時期もあったな〜と時代や国を超えても青春や成長は必ず通る道だと感じました。
    猫が何匹か出てきますが、アンネを成長させるきっかけになるものばかりなので猫に注目して読むと面白いと思います。(モールチェ、ムッシー等々)
    もちろん迫害の中で生きる緊張感や恐怖感は計り知れないものがありますが改めて読むと周りの方の協力があり意外にも隠れ家に食料があったりものが充実している印象でした。
    協力者だった人の勇気は世間に左右されずになにが正しいのかを自ら選び行動する、、、素晴らしいです。
    私も自分の軸を持ち、世間に左右されることなく何が正しいのかを判断できる心を持ち続け、
    他の国や人種とも協力し認め合うことを忘れないようにしたいと思いました。
    またこの教訓を心に刻み、現状世界で起きているガザ問題等も再度考えたいです。

  • 日記なだけあって、アンネがすぐそばで生きているみたいでした。 日記の内容は、今の私からは考えられないようなことだけど、アンネの日記を盗み見したみたいな気分でなんだか罪悪感
    いつ殺されるのか、いつ怖い人たちに見つかつるかわからない、尋常でない每日を真っ直ぐに生きたアンネにとって日記、キティーはどれほど大切な存在だったんだろう。

  •  アンネが亡くなったのは、今と同じ季節、2月末か3月初めだと推定されています。15才でした。
     
     この本は、アンネ・フランクという少女の日記です。13才から15才にかけてのものです。友だちと呼べる人も愛してくれる家族もボーイフレンドもたくさんいるけれど、「ほんとうの」友達がいないから日記をつけるとアンネは言います。身のまわりのごくありふれたことのほかは、誰にも絶対に話す気になれないし、どうやらみんなお互いにそれ以上近づくことは無理みたいだし、自分には人を信頼する気持ちが欠けているのかもしれない、と。
     自分の性格についての悩みも、自意識過剰な部分も、母親への嫌悪も、姉への劣等感も、体の変化も、初めてのキスも、真っ正直に書かれています。なりたい自分がそこにいるのになれない、そのもどかしさや辛さ、それから期待とが、どのページにもあります。
     アンネが書いているのは、ありのままの自分です。ただ、この日記は最初のほんのひと月を除いて全て、ナチスの迫害を逃れて暮らした隠れ家生活の中で書かれています。
     アンネは愉快な子です。一緒に隠れ家生活を送る男の子と服を取り換えて、彼は女装、アンネは男装をして、みんなを笑わせたりします。どんなときも自分を憐れむのはみっともないことだと思っています。アンネは言います。
     <ユダヤ人とか、ユダヤ人でないとかにかかわらず、わたしがたんにひとりの少女であり、はしゃいだり、笑ったりすることを心の底から欲している、このことをわかってくれるだろうか?でもわたし自身には答えられませんし、このことをだれかに話すこともできません。話せばきっと泣いてしまうでしょうから。>

    ユダヤ人であるということについての記述は、随所にあります。

    <じっさい、情けないことです。とても悲しいことです。いままでに何度となく言われてきたことですが、ここでいま一度、むかしながらの真理が証明されることになろうとは。『ひとりのキリスト教徒のすることは、その人間ひとりの責任だが、ひとりのユダヤ人のすることは、ユダヤ人全体にはねかえってくる』って。
    率直に言って、わたしがどうしてものみこめないのは、このオランダ人という善良で、正直で、廉潔な人々が、どうしてそういう色眼鏡でわたしたちを見なくちゃならないのかということです。>

     国名を幾つか入れ替えると、現在の私たちにも、思いあたる節があるように思えます。
     怖ろしいのは無自覚でいること。メディアの言葉に流されること。

  • ページの終わりにつれて、なんというか胸が締め付けられる気持ちになりました。
    人より語彙力や見解が大人であっても、10代前半のただの、少女なのに。なぜ、こんな運命にさらされなきゃいけないのか、当事者はもとより私まで、悲しい気分になります。かといってアンネは、そのことを僻んだりせず、むしろ前向きに毎日を生きていたことが日記でひしひしと伝わってなおいっそう、悲しくなりました。心に残る名台詞がたくさんあります。

    『アンネの日記』を読んだ今、他人事だと思わず、深く考えられる大人になりたいです。

    また、ぜったい、よみかえします。

  • 13〜15歳まで《隠れ家》にいた様子や、アンネの気持ちの揺らぎ、名指しの怒り、性などが結構ストレートに表現されてて、今までは色々な都合上修正版が出てたそう。女性の権利、自由の未来を決意していたアンネも突然日記が終わり、家族バラバラに収容所に。そこで姉マルゴーと半年後チフスで死亡。隠れ家にいた8人のうち、生き残ったのはアンネの父オットー・フランクさんだけ。なんということ…。小説ではなく現実なんだよね。若者の死は傷ましすぎる。

  • アンネと同じ年齢の頃に読んだ時、ものすごく共感しながらページをめくっていた。
    誰も私を分かってくれないという孤独感、
    内面に抱えた繊細な自分、性への興味や恋愛の素晴らしさ…
    夜ごと枕を濡らすアンネを慰めたいと何度思ったことか!

    大人になった今読み直すと、両親の方に同情してしまった。
    快活なアンネは恐らく大人たちのストレス解消サンドバックみたいにされてしまった部分もたるのかなと想像してみたり。
    母への当たりが強いのも、同性な分、評価が厳しくなってるのかなと思ってみたり。
    アンネも必死だっただろうけど、大人達も大変だっただろうなと思った。

    大人も子ども大変なのだ、
    思春期の子どもではなく私自身を見てほしい、という叫びははっとさせられるものがある。
    大人になったら素晴らしい物書きになるだろうとわくわくしながら読み進めると突然現れる「アンネの日記はここで終わっている」という一行。
    理不尽に命が奪われたことを突きつけられ、胸がぎゅっとなった。
    違う時代、遠い国で亡くなった魂に思いを馳せ、二度と戦争を繰り返してはならないと感じた。

  • 人として、過ちを繰り返してはならないという観点から読みました。そこには赤裸々な思春期の心の移り変わりや潜伏生活の苦しさが語られ、将来ジャーナリストになりたいという夢まで語っていました。13〜15歳までのアンネの成長や、言葉巧みな姿に驚嘆しました。

  • ユダヤ教、キリスト教の勉強してたら、なぜかアンネの日記にたどり着きました。

    ユダヤ人の迫害された歴史の一つですね。

    隠れ家での3家族8人の生活。
    外にも出ることが出来ず、音もたてれず
    そこで、2年近く過ごす…
    考えただけでも、恐ろしい。

    残念ながら、捕まり、収容所へ送らせ、チフスにより亡くなる。
    夢や希望に満ちていたのに、悲しくなる。

    人生は何のために生きるか?
    幸福になるために生きる。

  • 初めて読みました。アンネって、こんなこと考えてたのね!こういう子だったのね、って等身大の彼女をようやく知ることができました。…だけど結末は知っているから、絶望的な状況の中でも希望を失わず夢や目標をもって生きる彼女の気持ちに触れるたび、読み進めるたび、胸が苦しかったです。一人生き残った父オットーのことを考えても…。また、あとがきにあったように、日本はドイツと同盟国であったということに改めて重さを感じたというか…アンネみたいに文才がなくて自分の気持ちをうまく伝えられないのが悔しいですが。最近まで、アンネの親友がご存命だったことを知り、もっと早くに読んで、勉強したかったと悔やみました。歴史を学ぶこと、人の思いを知り考えることの大切さを学びました。

  • 再々々々…読
    小学生のときに読んで影響を受けた本

  • 貸出状況はこちらから確認してください↓
    https://libopac.kamakura-u.ac.jp/webopac/BB00310029

    インスタ元記事はこちらから↓
    https://www.instagram.com/p/CvWOJnIPddZ/?hl=ja

  • 九州産業大学図書館 蔵書検索(OPAC)へ↓
    https://leaf.kyusan-u.ac.jp/opac/volume/633154

  • 読み終わった感想として、何と書けば良いか正直わからない。よかった、というのは不謹慎な気がするし、興味深いというのも違う気がする。
    不適切な表現もあるかもしれないが、一人の思春期の女性の一部が切り取られたものだと感じた。
    明らかに、隠れ家に移り住んだ時と日記が終わる直前では、身体的な変化はもちろん、精神的にも大きく成長している。
    最年少として親や同居人の大人から抑圧される中、自分が独立した一人の人間であると気づく過程や、性について純粋な疑問を持ちながら、同居人を意識し、恋をし、気持ちが離れる過程など、現代の私たちが中高生の時にたどるのと全く同じ人間が一人いたことがわかる。また、どう考えても気持ちがまいってしまうような状況であるし、実際それに悩んではいたが、それでも私たちは身を隠すことができていて幸せだ、と考えていたのも印象的だった。
    (現代の感覚からするとどう考えても悲壮な状況なのに、アンネはすでに捕まっている人に比べれば幸せだと考えていた。)

    日記の後、一体アンネがどれほどの苦しみを味わったのかは今の我々には想像ができない。
    本人は、将来はジャーナリストになりたいと言っていた。どうか苦しみを乗り越え、天国から自分の経験が多くの人に平和に対する思いを強めていることを知って欲しいと思いました。(ふだん天国とかは全然信じてないですが、そう思わないといられない気持ちです。)

    今もロシアとウクライナの戦争やそれこそイスラエルとハマスのガザ地区での戦闘など、私たちの遠く離れた先で戦争が起こっている。もし自分たちも同じような暮らしをしなければいけなくなったら...
    そんな心配を誰もがしない世の中になって欲しい。

  • 隠れ家で生活しながら書いてたって思うと苦しくなる。最後に連行された日とかも記されてる。
    読まなきゃいけない本

  • 最近あまり本をキチンと読めないので、13歳の女の子の日記なら読めるだろうと、図書館で手に取りました。完全にナメてました。アンネは天才です。思考力の深さ、洞察力、文章力。15歳で亡くなられたのが、悔やまれてなりません。続きがよみたい。こんな素敵な女性が理不尽な目にあって死ななくてはならないなんて、本当に戦争はいけないと強く思います。

  • 母に薦められて読みました。
    戦争と迫害に怯える隠れ家生活が2年も続いていたことに驚きました。
    トイレや食べ物、人間関係や恋愛感情が赤裸々に書かれていて、とても10代前半の少女が書いたとは思えない表現と内容でした。
    この日記が書かれなくなった後に、どんな恐ろしい状況になったのか考えたくもありません。
    アンネの状況に比べれば、コロナ禍の外出自粛なんて大したことないなと思えました。

  • 約2年間に及ぶアンネの隠れ家生活を綴った生々しい日記。ませてて気性が激しく、芯の強い女の子。将来物書きになりたいとか何かを成し遂げたいと思いながら、若干15才の若さで亡くなったわけだが、今もなお読み継がれている日記を残せたのは、少なからず夢が叶ったのだろうか。
    今さらながら、あのナチスドイツと日本が同盟を結んでいたのは、なんともやるせない気持ちになる。

  • 「夜と霧」を読んだので、続けてアンネの日記を読んでみた。

    正直、長くて最後らへんは流し見してしまいました。すみません。でもアンネがこの若さにしてすばらしい洞察力と考察力を持っていたかは分かった。

    何よりもこの日記のすごさは、15歳という若い少女が描いた日記が、中東の行方に大きな影響を今もなお与え続けているという事実。と、池上さんが「世界を変えた10冊の本」という本の中で言っていた。

    ユダヤ人であることが理由で未来を絶たれた少女アンネの運命に涙した大人たちは、イスラエルという国がいかに国連決議に反した行動をとっても、強い態度に出にくくなってしまうらしい。

    まさに「一人の死は悲劇だが、100万人の死は統計上の数字でしかない」と感じた。

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