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Amazon.co.jp ・本 (352ページ) / ISBN・EAN: 9784163597508
みんなの感想まとめ
壮大な歴史絵巻を描くこの作品は、後漢時代の複雑な人間関係と政治情勢を繊細に描写しています。特に、著者は名臣や忠臣の物語に焦点を当て、三国志の核心に迫る内容となっています。第一巻では、劉備や曹操といった...
感想・レビュー・書評
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装画は坂本忠敬氏。
宮城谷版三国志の書き出しは「四知(しち)」の章名から始まる。ただでさえ壮大な歴史絵巻「三国志」の起点を後漢二世紀前半あたりから描き始める理由は、陳壽の正史・三国志が同様に始まっているため。この第一巻には劉備も孫堅も曹操もほぼ全くと言って良い程登場せず、曹操の祖父にあたり、少年宦官であった曹騰(そうとう)の出処進退が描かれるのみ。しかし、他の既出三国志小説の類いでは名前の出てこない、名臣、忠臣のオンパレードで、著者の描きたかった三国志の中枢がこの第一巻にこそあることが伺えます。 -
三国の前の後漢の皇帝や役人の様子を細かく記述しており、名前を覚えるのが大変。
順帝が即位するまえのクーデターは、読みごたえがありました。 早期に亡くなるのもショック、ヒソをもってなかった? -
さあ、三国志の長い旅が始まった。まだ関羽も張飛も出てきてないし、三国になってない。楽しみ。
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後漢前期から書き出していて、なぜ宦官がああも力を持つにいたったかを知ることができる。三国志のストーリーを既に知っている人でもというかそういう人こそ楽しめる。
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最初はロシア文学の様に人名が沢山出てきて読み辛いが、30分我慢すればだんだん面白くなってくる。
後漢中期から始まっているのでメインキャストが出るのは果たして何巻からか? -
三国志第1巻なのに、三国志は始まらず
ひたすら後漢宮廷談
曹騰が主人公のよう -
126ページ当たりで挫折。安帝の暗愚さにいらいらしっぱなし。心穏やかな時に読むと教訓を引き出せる作品なのだろう。仕事で気がめいってる状態ではこれ以上読めない。
安帝の幼いころが聡明であったことの考察は秀逸。聡明であったのではなくて、言われたことに素直に従っていたのが周りに聡明であると思われていただけ、というような説。おおいにうなずける。 自分をいかに磨くかというのは大切だ。早いうちからいろんな人にもまれ、いろんな人から指摘を受けないと、自分の姿は見えない。 -
後漢末期、世は乱れ群雄が割拠する時代
…に至るまでにどういった流れがあったのかが書かれています。
最初は読んでも読んでも劉備や曹操、孫堅といったお馴染みの人物が出てくる気配が全くなく、なかなか物語に物語に入り込めなかったのですが気づけば読み終わっていました。 -
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これまで読んだ三国志と全く違う入り方で、まあ全然付いていけてません。登場人物が掴めていない・・・ いつ普通の登場人物が出てくるんだろう・・・
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後漢末から晋までの時代。
春秋戦国時代や三国志のことをある程度知っていることが前提になっている。数年前に途中までで面白くなくてやめた本。
魏も必ずしもずっと国政が安定していたわけではなかった。しかし、その間に他の国は国力を蓄えて発展することができなかった。 -
吉川三国志と全く異なる入り方。後漢の光武帝から物語は始まる。後漢がいかに幼帝が多く、その取巻き、外戚、宦官たちに支配されていたか。時代背景が詳細に語られる。謀略、取入りで国が傾いていく姿が痛々しい。そんな中で順帝保を擁立する19名の宦官によるクーデタの場面は感動的。凛として19名の前に顔を出す順帝と、死を覚悟した王に付いていくことを確認した面々。その中に曹操の養祖父・曹騰の若き日の姿が。不遇の日に楊震が密室で旧友からの贈り物を「天知る。地知る。我知る。なんじ知る。たれも知らないとどうして謂えるのか」という言葉は印象に残るが、この楊震も宦官に陥れられ、毒を仰ぐ結末、暗澹たる気持ちになる。
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「天知る地知る我知る人知る」という成語を言ったのは後漢の楊震という人で、そこから話が始まる。1巻読んで、まだ三国志のメジャーな人が誰も出てこない。曹操の祖父の曹騰が出てくるぐらい。というか、曹騰伝。
それはそれでけっこうありだけどね。私は好き。歴史はその前の時代があってこそだから。
でも、この時代の話は、なんか読んでいておもしろくない。
それは、「清廉な官僚」が氾濫を起こしている地方に赴任して徳で片付けるところ。
「張綱」が徐州を巡察して、盗賊の「張嬰」を下す。
狙ってないのだけど、たまたま毛沢東の伝記を読んでいて、彼が中国の歴史をまるごと否定したのも分かる気がする。
たしかに「張綱」はえらい人だ。時代に関係なくえらい。だけど、社会構造に由来する矛盾を個人の道徳で解決するのは、解決にはなっていない。
たぶん毛沢東もそう考えただろう。だけど彼も現実の統治者となった。そこをどうしたのか、毛沢東の伝記の続きを読むのが楽しみだ。 -
7巻まで 後漢末期から魏国誕生まで曹操中心の物語 長編小説なだけにどうしてこのような時代背景になっていったのかという処まで細かく描かれています。まだ続きます。(090609)
8巻、魏の曹操が亡くなりその後を曹丕が継ぎ、ついに後漢王朝が終わり三国志時代に突入する。蜀の劉備も病で亡くなり次の時代に移って行く・・・(091026)
9巻 曹丕にかわり曹叡が魏の皇帝となる。蜀は諸葛亮の戦の仕方が成長していく。呉でも孫権が皇帝に君臨するが遼東群の公孫淵に痛い目に遭わせられる。(1102150)
10巻 魏の曹叡、蜀の孔明と亡くなり呉では孫権の尊権も失われつつある。(111111)
12巻 最終章 12年の歳月をかけての長編作品でした。今回は司馬一族に関しての物語へと移行していきます。
この後の歴史も興味が湧いていく結末となりましたが、ここで完了です。
今度は一気に1巻から12巻まで読破してみたいと思います。
まだまだ宮城谷ワールドを楽しみにしたいと思っています。(131031) -
さすが宮城谷昌光さんという本です。
他の三国志と入り方が全然違います。
「ここからくるか~!」と唸りました。
中国の歴史が好きな方は是非読んでいただきたいです。 -
再読。他の三国志では省略されている三国時代に至るまでがきっちりと描かれていて、非常に分かりやすい。
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後漢中末期の内容なのが原因なのかわからないが、
説明調で物語が進み、読んでいてもあまり人物像が頭に入ってこない。
まあ、とにかく、この時期の権力者である外戚、宦官の暴れっぷりが見事であり、国が傾くのも頷ける。 -
司馬遼太郎の「項羽と劉邦」の次に三国志が読みたくてアドバイスを求めると、作者の小説がいいと言われました。確かに読みやすいです。史実をできるだけ忠実に再現している感じです。一巻は和帝・安帝・順帝の頃の話です。楊震の「四知」。曹操の祖父に当たる曹騰。外戚政治(?太后・閻皇后・梁皇后)と宦官について。
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私は、彼の作法は非常に好きなのですが、人によって(特にドラマツルギーを重視する人)にもどかしいのだろうと思う。
歴史の中での、それぞれの人間の在り様を掘り込んでゆくスタイルに、自分の中では新しさを感じている。
著者プロフィール
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