巧名が辻 (下)

  • 文藝春秋 (1974年1月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (376ページ) / ISBN・EAN: 9784163601205

感想・レビュー・書評

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  • 上巻があまりにも「中途半端」な所で終わったので続けて読んだ下巻だが、やはり主人公夫妻が年老いていることもあって物語としての展開が失速している感は否めない。
    人生最大の山場と思われる「掛川城明け渡し」に至る過程は入念に描かれ、コチラは「今か今か」と待ち侘びていたから絶大なカタルシスだった。
    反面その後の関ヶ原の戦いはほとんどいい所が無く終わってしまい、やはりこの先は下り坂の一方なのだと痛感した。

    土佐藩主に大抜擢されたとはいえそれはあくまで「土着の反抗勢力を潰す」という嬉しくないオマケ付きだし、そのためにかなり非道な事をやったという描写もある。
    山内家の子孫はこの描写に異を唱えたと言うが、武力で支配者になった連中なんて皆そんなもんだろう。
    殊更先祖を聖人君子化するのは歴史認識を誤る事になるから黙っていていただきたい…というのは本筋から離れた余談である。

  • 高知、宇治、長浜などを舞台とした作品です。

  • 妻千代の先見の目により信長,秀吉に仕え、没後情勢を察知し家康に仕え関が原の合戦後その功績を認められ土佐藩主となる。

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著者プロフィール

司馬遼太郎(1923-1996)小説家。作家。評論家。大阪市生れ。大阪外語学校蒙古語科卒。産経新聞文化部に勤めていた1960(昭和35)年、『梟の城』で直木賞受賞。以後、歴史小説を次々に発表。1966年に『竜馬がゆく』『国盗り物語』で菊池寛賞受賞。ほかの受賞作も多数。1993(平成5)年に文化勲章受章。“司馬史観”とよばれ独自の歴史の見方が大きな影響を及ぼした。『街道をゆく』の連載半ばで急逝。享年72。『司馬遼太郎全集』(全68巻)がある。

「2020年 『シベリア記 遙かなる旅の原点』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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