竜馬がゆく 風雲篇

  • 文藝春秋 (1988年10月7日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (352ページ) / ISBN・EAN: 9784163621708

みんなの感想まとめ

独自の尊王攘夷に目覚め、時代の変革に奔走する竜馬の姿が魅力的に描かれています。著者の力量が際立ち、物語はテンポ良く進行し、読者は明治維新へ向かう情景を鮮やかに思い描くことができます。竜馬の人間味や人た...

感想・レビュー・書評

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  • 感度した

  • 竜馬が独自の尊王攘夷に目覚め奔走する

    竜馬を魅力的な人だと感ずるのは、なにより著者司馬遼太郎が竜馬に魅了されたからだということがひしひしと伝わった

    竜馬が大事を為す肝は、謀略ではなく人間味だとする心情が、竜馬が稀代の人たらしであり、また彗眼の持ち主たらしめた由縁であろう
    「竜馬の居眠り橋」はそれを象徴する逸話だと思った

    常識や風潮とは怖いもので後世から顧みればおかしな理屈がまかり通ってしまう
    そんな中で鷹の目で時勢を測れる異端児が竜馬のような革命家になるのであろう

  • いや~面白いです。
    竜馬の魅力はさることながら、ここまでテンポよく面白くかけるのは司馬さんの力量あってのことでしょう。
    物語を読み進めると明治維新へと向かう情景が浮かびますが、ここで一つ注意しないといけないのは全てが事実ではなくあくまで司馬さんの調査で得た情報で物語が構成されていること。
    とは、言うものの本当に面白いので細かいことは気にせず、これからも幕末にどっぶりつかって読み進めたいと思います。

  • 勝海舟がでてきた。おりょうさんがでてきた。
    竜馬を大いに刺激する二人との出会い。
    1よりさらにおもしろい!
    これからどんどん竜馬がかがやいてゆくのだなぁ。
    おりょうさんとの仲が深まってゆくようすも司馬さんが
    どう書くのかたのしみ。

  • 立志篇から 風雲篇にすすむと 
    竜馬は 思考力が急速に高まっていく。

    土佐勤王党の結成。
    武市半平太に 代表を依頼されるが 断る竜馬。
    そして、武市半平太が 吉田東洋を 暗殺することを
    相談するが 悪巧みと言って 一蹴する。
    明確な方向性を持っている。

    そして、丸亀藩 松山藩を巡りながら
    志をもつものを つかもうとする。
    さらに 長州 萩へ。
    久坂玄瑞とであうが 
    竜馬は土佐型の壮士であることに
    がっかりする。

    それにしても 竜馬は 倒幕をはっきりとさせ、
    脱藩と言う概念をはっきりと意識し始めている。

    いつの間に 倒幕の立場になったのか
    それが よくわからないが 必然的だったのかもしれない。

    竜馬は 土佐藩と 長州藩の違いを 客観的にみていた。

    竜馬が 脱藩し、勝海舟にあうことによって
    大きく変化する。
    千葉重太郎と勝海舟をきりにいくが 
    どういうわけか 弟子になってしまう。
    軍艦を率いて 海を駆け巡ると言う夢に 一歩近づく。

    尊王攘夷 と吹き荒れる中で
    倒幕を 意識しながら 竜馬なりの生き方を探る。

    そして お竜 との運命的な出会い。
    まさに、波瀾万丈が はじまる。
    竜馬の 必要とされる 時代に。

    5000両を 殿様にかりにいく。
    いや。はや。スケールが違う。

    自分の好きなことを通じて 天下を変える。    

  • 竜馬の江戸での剣術修行の終了から土佐藩脱藩まで。竜馬の立場、心境の変化を注視して読んだ。尊皇攘夷→倒幕→郷士や上士のないフラットな社会の実現という考えが既に浮かんでいる様子。ここまで見えているのが凄いと思った。当時の志士は倒幕が目的でそのあと何もビジョンを持ってなかったんだろな。武市瑞山も勤王倒幕までしか考えてないんだろな。最後の吉田東洋の暗殺シーンは緊迫感があってページが進む進む。そして、エピソード間の司馬さんの結びの言葉は余韻が残っていいなぁ。。お初は感心している」とか。すごく次が気になる終わり方。

  • 土佐で武市半平太らと共に勤王運動に励む。
    しかし、全藩勤王に疑問を感じ脱藩し、江戸に行った。
    勝海舟の弟子になり、私立海軍学校の設立の為、奔走する。

    坂本竜馬には見栄を張るというような所がない。
    免許皆伝の腕を持つ剣術家だが、勝負よりも人間関係を優先する。あるがままに生きているようにも見えるが、長い目で時代を見ることもできる。そして人間味が溢れている。

    感化力という言葉が出てきた。確かに、そういう力を持った人達は有名人問わず身近にもいる。一生懸命やっている姿に人は魅力を感じるものなんだろうなぁ。

    人生は一場の芝居だというが、芝居の役者のばあいは、舞台は他人が作ってくれる。なまの人生は、自分で、自分のがらに適う舞台をこつこつ作って、そのうえで芝居をするのだ。他人が舞台を作ってくれやせぬ。

  • 開国と攘夷の論争を
    飛び越えた発想へ。


    待宵月
    頑固家老
    萩へ
    希望
    土佐の風雲
    脱藩
    追跡者
    寺田屋騒動
    流転
    生麦事件
    勝海舟
    伯楽
    嵐の前
    海へ
    京の春

  • 『一国を救おうというのも、一家を救おうというのも、同じ気質から出るものだ』

    だから偉い人は身の回りの人も大切にしているんですね。

  • 必読。

  • お龍にやっと会えた!

  • (24) 2010.04.06 懐かしい。寝待ノ藤兵衛なんかが登場するんだもんナ。

  • 乾初登場の回。この巻で乾の幼少時のごとうとのエピソードが紹介されてなかったらわたしは土佐上士には嵌っていなかったと思う。乾についてもただの気になる人で終わっていたかもしれない。この巻が一番時間がかかった。

  • 素晴らしいですねー。やはり、いい話です。坂本竜馬の非凡さが益々光ります。

  • 【メモ】吉田東洋暗殺(武市)・脱藩(後、許される)・寺田屋騒動・生麦事件・勝海舟・おりょう

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著者プロフィール

司馬遼太郎(1923-1996)小説家。作家。評論家。大阪市生れ。大阪外語学校蒙古語科卒。産経新聞文化部に勤めていた1960(昭和35)年、『梟の城』で直木賞受賞。以後、歴史小説を次々に発表。1966年に『竜馬がゆく』『国盗り物語』で菊池寛賞受賞。ほかの受賞作も多数。1993(平成5)年に文化勲章受章。“司馬史観”とよばれ独自の歴史の見方が大きな影響を及ぼした。『街道をゆく』の連載半ばで急逝。享年72。『司馬遼太郎全集』(全68巻)がある。

「2020年 『シベリア記 遙かなる旅の原点』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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