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Amazon.co.jp ・本 (416ページ) / ISBN・EAN: 9784163647203
みんなの感想まとめ
多様な歴史的事例を通じて、正統性や権力の本質について深く掘り下げる内容が魅力的です。古代中国の王朝から日本の天皇制に至るまで、さまざまな権力闘争や簒奪の歴史を取り上げ、誰が正当な「神」としての皇帝・天...
感想・レビュー・書評
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正統性とは何か?古代中国の堯舜兎から始まり、桀紂を滅ぼした湯王・武王、そして甥から帝位を簒奪した明の永楽帝、毛沢東と劉・鄧の権力闘争。日本も甥から簒奪した天武帝。兄から権力を奪った後白河帝。北条氏から権力を奪い、足利氏に奪われた後醍醐帝。誰が正当な「神」としての皇帝・天皇であるべきなのかを、これらそして他にも多くの豊富な事例から江戸時代の山崎蘭斎と佐藤直方ら3人の高弟たちから論じていく。簒奪者なのか名君なのか、その位置づけを巡って江戸時代から論争が行われていた古文書の解説で興味深く進んでいく。新田氏の末裔を主張する徳川氏にとっては、天皇に忠誠であった故に将軍に任命されたということが、権力の源泉だという考えには目から鱗。後醍醐帝は尊重すべき人だった!孟子と朱子の考え方の相違が2つの考えを代表している。そして赤穂浪士、明治維新にもこの2つの思想の対立が見られることまで説明が及ぶ。豊富な知識には驚倒させられる。現在の憲法改正問題にまでこの考え方を適用するのは、さすが著者!
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