沢木耕太郎ノンフィクションII 有名であれ 無名であれ

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (517ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163648606

作品紹介・あらすじ

瑞々しい感性、磨きぬかれた手法!同時代人を描く見事な肖像18篇。

感想・レビュー・書評

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  • 2023/05/02 読了 ★★★★★

  • 「ノンフィクション」全集2冊目は人物(短篇)。『若き実力者たち』、『馬車は走る』等からの作品です。特に堀江謙一を扱った「人魚が死んだ」、ムツゴロウさんこと畑正憲「面白がる精神」、小沢征爾「沈黙と焔の祭司」、多田雄幸「オケラのカーニバル」、そして美空ひばり「秋のテープ」は今読んでも新鮮で、衝撃的ですらあります。このように人の一面を切り取って文章にしたためることができる沢木耕太郎はやはり天才、と思わされる一冊です。

    神童 天才 凡人
    廃墟の錬夢術師
    華麗なる独歩行
    過ぎ去った日々でなく
    錨のない船
    望郷 純情 奮闘
    十二人目の助六
    人魚が死んだ
    疾駆する野牛
    面白がる精神
    沈黙と焔の祭司
    寵児
    その木戸を
    オケラのカーニバル
    鏡の調書

    帰郷
    秋のテープ

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著者プロフィール

1947年東京生まれ。横浜国立大学卒業。73年『若き実力者たち』で、ルポライターとしてデビュー。79年『テロルの決算』で「大宅壮一ノンフィクション賞」、82年『一瞬の夏』で「新田次郎文学賞」、85年『バーボン・ストリート』で「講談社エッセイ賞」を受賞する。86年から刊行する『深夜特急』3部作では、93年に「JTB紀行文学賞」を受賞する。2000年、初の書き下ろし長編小説『血の味』を刊行し、06年『凍』で「講談社ノンフィクション賞」、14年『キャパの十字架』で「司馬遼太郎賞」、23年『天路の旅人』で「読売文学賞」を受賞する。

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