白樺たちの大正

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (437ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163650609

作品紹介・あらすじ

武者小路実篤、志賀直哉がみた夢。「新しき村」-それは約束の場所かそれとも世紀の愚行か現代の原型がここに。

感想・レビュー・書評

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  • 著者、関川夏央さん、どのような方かというと、ウィキペディアには、次のように書かれています。

    ---引用開始

    関川 夏央(せきかわ なつお、本名:早川哲夫、1949年11月25日 - )は、日本の小説家、ノンフィクション作家、評論家で、かつては漫画原作者であった。

    ---引用終了


    で、本作の内容は、次のとおり。

    ---引用開始

    武者小路実篤、志賀直哉がみた夢「新しき村」。それは約束の場所か、それとも世紀の愚行か。現代の原型がここに-。「窓外雨蕭々」と「白樺たちの大正八年」として雑誌『文学界』に連載された作品をもとにまとめる。

    ---引用終了


    白樺派の方に、木下利玄がいます。
    本作のp385に書かれていますが、1925年2月15日に、40歳にて亡くなっています。
    その木下利玄、ウィキペディアには、次のように書かれています。

    ---引用開始

    木下 利玄(きのした りげん、1886年(明治19年)1月1日 - 1925年(大正14年)2月15日)は、日本の歌人、子爵。本名は利玄(としはる)。

    佐佐木信綱の「竹柏会」同人。初期の官能的な歌風から、晩年は写実的な作風に変わった。口語的発想による利玄調を確立。「白樺」の創刊にも参加。歌集に『銀』(1914年)、『紅玉』(1919年)など。

    ---引用終了


    最近見てきた白樺派関連人物の生年没年を確認しておきます。

    ・武者小路実篤(1885~1976)
    ・志賀直哉(1883~1971)
    ・有島武郎(1878~1923)
    ・木下利玄(1886~1925)

  • 『白樺』とその前後の文学史を俯瞰した一冊。『白樺』同人のモダンさを的確に描写しながら、その特徴を現代にわかりやすく浮き彫りにしている。読み物としてもよい。

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著者プロフィール

1949年、新潟県生まれ。上智大学外国語学部中退。
1985年『海峡を越えたホームラン』で講談社ノンフィクション賞、1998年『「坊ちゃん」の時代』(共著)で手塚治虫文化賞、2001年『二葉亭四迷の明治四十一年』など明治以来の日本人の思想と行動原理を掘り下げた業績により司馬遼太郎賞、2003年『昭和が明るかった頃』で講談社エッセイ賞受賞。『ソウルの練習問題』『「ただの人」の人生』『中年シングル生活』『白樺たちの大正』『おじさんはなぜ時代小説が好きか』『汽車旅放浪記』『家族の昭和』『「解説」する文学』など著書多数。

「2015年 『子規、最後の八年』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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