小林カツ代はこんなにいろいろ食べてきた

  • 文藝春秋 (2004年4月20日発売)
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本 ・本 (184ページ) / ISBN・EAN: 9784163658803

感想・レビュー・書評

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  • 食べ物の描写はもちろん的確でおいしそうだし、昔の大阪の味への郷愁も読み手の想像を喚起するけど、より印象深いのはそれらを語るカツ代さんが如何に慈しまれ大切にされてきた方かということ。中でも、ご両親の言葉遣いがとても丁寧で綺麗だったのにはほとんど瞠目した。日々あんなふうに話しかけられて育ったら、愛すべき人格が出来上がらないはずがないと思わされる。

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          冬読(ふゆどく)
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    大阪生まれの料理研究家・小林カツ代が、大阪のおいしいものや印象に残っている家庭の味について語った「お腹が空いているときに読んでほしい」とする本書。
    温かみのあるイラストともに綴られるふわふわオムレツの弾力や、あんかけうどんのだしがきいた旨味に、いっそう食欲がわいてくる。

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  • お腹が空きます。
    作りたいもの、行きたいお店満載でした。
    久々に読んだのですが。
    先生のお父さまが天ぷら粉を開発された話は強烈に覚えています。
    一財産をき付けるハズが…。

    これを読みながら、こんなおふたりに育てられたから食育がしっかりとできていたんでしょうね。

  • 大阪の、思い出の中の、美味しい味が満載。お腹が空いてくる本!
    それにしても、大阪弁って、こんなにマイルドな言葉やったっけ?カツ代はんの両親の話し方が、はんなりしていて素敵やあ

  • 美味しい話しが沢山詰まった本です。大阪のおいなりさんって具が入ってるの!?たぬきって、きつねのお蕎麦版なの!?・・大阪に越してきて半年、まだまだ知らないことばかり。とても勉強になりました。早速おいなりさんを買いに出かけなきゃ(^-^)!!

  • 大阪出身の小林カツ代さんが、小さい頃なじんだ料理がたっぷりと載ったエッセイ。
    カツ代さんのお母さんは料理が上手で、ことに、天ぷら、焼肉、漬物。絶品だったらしい。
    大阪では、小さいお店から大きいお店まで、きちんと出汁を取り、しっかりとした味、色、盛り付けしたものが供されるらしい。ことに、鰹節、昆布を使ったしっかりとした出汁の描写は、ぜひとも味わってみたいものそのもの。
    主婦から、料理研究家に転身したカツ代さんは、基本にこんな料理との味めぐりがあったのだと、納得しました。
    料理は、モノがなくても、心にもおいしいものを食べようとする気構え、工夫が大事。とは、心しよ。

  • 昭和の大阪の食べ物話。
    ほぼ文字だけなのに料理が全て美味しそう!(時々カラーのイラストあり)
    食べ物の話だけれど両親の愛情について、思い出について書かれたエッセイのようで優しい気持ちになれる。
    大阪の食べ物が美味しい事については全く異論はございません。

  • 昔に食べた物をこんなにはっきりと覚えているなんて、やっぱり料理家の舌は違うんだなぁ。大阪に行っていろいろ食べたくなること必至。

  • 私の中で「文章の上手い人」というのは、「文字だけで読む側においしいと感じさせ食欲を起こさせる人」なのだけど、それで考えると小林カツ代は上手い人という事になる。料理だけでなく古き良き粋な大阪も読み取れるのでレトロ大阪を知りたい人は是非。

  • 先ず一読。そして大いに食いましょう。

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著者プロフィール

家庭料理家、エッセイスト。1937 年大阪府生まれ。昭和を代表する家庭料理の第一人者として、テレビ、雑誌、書籍などで、大活躍するが、2005年にクモ膜下出血で倒れ、2014年に死去。著書は230 冊以上にのぼる。時代にマッチしたムダのないスピーディーな料理の作り方と、味の確かさで、日本中の主婦や働く女性たちに愛された。

「2019年 『小林カツ代 COOK BOOK 300』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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